薬膳は簡単!身近な材料で体質を改善して冷え対策

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東京の多摩地区に住む46歳の独身女性です。派遣社員として働きながら独り暮らしをしています。5年前に体調を崩し、漢方薬を試すようになってから東洋医学に興味を持つようになりました。今では日常生活に取り入れられる薬膳を勉強しています。

冷え性が悪化し、色々な不定愁訴が出るように

子どもの頃から冷え性には悩まされて来ました。それが40歳になって一気に症状として表面化したようで、風邪を引きやすくなったり、物忘れ、抜け毛が増え、シワやクマも目立つようになりました。血色が悪く、睡眠をしっかり取っても疲れが抜けず慢性的な疲労感を覚えるようになりました。さらには寝起きも悪くなり、会社に行くことができなくなるほど体調が悪化してしまいました。

更年期というにはまだ早いと思いつつ、まさに更年期障害の不定愁訴が一気に襲ってきた感じでした。ただ、病院に行くにもどの科に行けば良いのかわからず悩んでいたところ、漢方外来と書かれた看板を近所の診療所で見つけました。中国医学は「未病」を治すと聞いていたので今の自分にぴったりではないかと思い、診察を受けることにしました。診断結果は、すべての症状は冷え性が原因だというものでした。

体を温める食材を摂れば、冷え性は治せると知って

それからは、生姜、ネギなどの身体を温めるものを多く食べるようにしました。漢方や薬膳では食材は身体を温めるもの、中庸、冷やすものに分けられています。体を温める食材はにんにく、シナモン、クルミ、高麗人参、鶏やマトンなどです。

また、なるべく加熱してから食べるようにしています。漢方では冷たいものはたとえ体を温める食材でも体を冷やすと考えられています。そのため、真夏でも冷たい水分を摂ることはありません。体を冷やす作用のある緑茶をお湯で出して飲むのが良いとされています。

また、バランスも大切なので、食物繊維の多い人参やゴボウなどの根野菜や海藻類でビタミンやミネラルを取り、豆腐、豆乳などの大豆製品でたんぱく質を摂取するよう心がけています。野菜はできるだけ栄養価が高い旬の野菜を中心に食べるようにもしています。

季節に合った食材を摂れば、体は健康になる

薬膳の考え方は「身土不二」や「地産地消」と同じもので、その季節にその地で採れるものは、その地に住む人の身体に最も合っているということです。たとえば、沖縄で育った食材は体を冷やす作用が強いです。それが沖縄という地に住む人には最も良いのです。それを北海道に住む人が食べれば、元々沖縄より寒い地なのにさらに体を冷やしてしまうことになるのです。

秋から冬が旬の銀杏やユリ根には皮膚や粘膜の健康を保ち、乾燥対策になるそうです。きゅうりやトマトなど夏の野菜には、身体を冷やす効果があります。また、食べる以外にお茶として飲む手もあります。サンザシのお茶は冬場に身体を温め血行を良くしてくれます。ジャスミン茶はストレスの解消に効果があり、不眠の解消になります。ハトムギ茶は美肌効果があり、水分代謝を改善するのでむくみもすっきりします。

薬膳は簡単。食材の性質と自分の体調をよくチェックして

体調不良をきっかけに漢方を経由して薬膳に興味を持ったことで、日常の食事でいくらでも体はコントロールできることに気づきました。まさに、「人間は食べたもので出来ている」のです。それを私たちの祖先は科学が発展する以前から、長い年月をかけて作りあげてきました。

漢方や薬膳を根本から勉強しようと思うと大変です。しかも、日本と中国では土壌も気候も違いますから、中国漢方や薬膳をそのままを当てはめることが良いとは限らないそうです。でも、ある食品を食べたら体が温まったとか寒くなったとかいうのは、注意していれば少しずつわかってくるものです。毎日食べたものを書き出して、その後の体調の変化を記録するなどしていけば、自分にはどんな食材をどんな風に調理すれば良いのか、判断できるようになってくると思います。

「薬膳」というと高級そうなイメージがありますが、実際は普段手に入るもので体を調整していくことが基本です。特殊な材料は何らかの治療を施さなければならない状態になった場合に使うもので、健康を維持するには普通の食材で十分なのです。

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