「ジンセン(高麗ニンジン)」のサポニンがすごい!疲労回復や滋養強壮作用

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

高麗人参_re

「ジンセン」とは高麗ニンジン、朝鮮ニンジンのことで、日本ではオタネニンジンとも呼ばれている薬用植物です。精力剤として名高いですが、実際にはどのような作用があるのでしょうか。

「ジンセン(高麗ニンジン)」とは

原産地は中国東北部から朝鮮半島、ロシア沿海州で、自生しています。薬効のある根が人の姿に似ていることから、古くは「人蔘」と呼ばれていました。現在は主に韓国と中国で栽培されていますが、日本でも福島、長野、島根などで栽培されています。収穫までに4~6年かかります。近縁種にアメリカニンジン(花旗参)やサンシチニンジン(田七人蔘)があります。

薬用となるのは根の部分で、ジンセノサイドと呼ばれるサポニン群の有効成分を含有しています。糖尿病、動脈硬化、滋養強壮効果のほか、他の薬の効果を高める作用もあるとされています。

ジンセンは水参、白参、紅参などと種類が分かれて販売されていますが、水参とは乾燥させる前の根、白参とは皮を剥いだ根を天日で乾燥させたもの、紅参は丸ごと湯通しして乾燥させたものです。日本では根を蒸したものが紅参であると日本薬局方で決められています。最も薬効が高いのは紅参と言われ、最も多くの種類のサポニンを含んでいます。

サポニンは苦みやえぐみの元になる成分で、ジンセンのほか大豆やアマチャヅルにも多く含まれています。それぞれの植物のサポニンは種類が違い、効能や効果も違います。

ジンセンの効能・効果

低血圧の改善

ジンセンに含まれるサポニンには自律神経を調整する作用があります。副交感神経の緊張を弛めることで心臓から血液を送る力を強めます。

貧血の予防・改善

ジンセンには赤血球を生成する細胞の分裂を促進する作用があります。全身に酸素を送るヘモグロビンは赤血球に含まれており、酸素が足りないとめまいや立ちくらみなどの症状を引き起こします。ジンセンによって赤血球が増えると酸素も増え、貧血の予防や改善に役立ちます。

動脈硬化の予防

ジンセンには中性脂肪値を下げる働きがあります。これによってコレステロールの分解が促進され、排泄されやすくなります。動脈硬化は動脈にコレステロールや脂肪が蓄積したことによって起こる症状なので、コレステロールが正常に分解されると動脈硬化の予防になります。

脳の機能改善

研究段階ですが、ジンセノサイドには加齢による認知機能の低下を防ぐのではないか、と言われています。ジンセンを摂ることによって脳の働きが良くなり、物事への反応や抽象的思考への反応速度が速まったという臨床結果が出ています。

感染症予防

ジンセノサイドには免疫機能のナチュラルキラー細胞を活性化させる作用が認められています。そのため、風邪やインフルエンザなどの感染症を予防します。

疲労回復

ジンセンには、身体的な疲れと精神的な疲れの両方を回復する作用があります。興奮作用と鎮静作用を持っており、リフレッシュ効果が期待できます。

ジンセンを効率的に摂るには

ジンセンは、昔から漢方薬や生薬として使用されていました。疲労回復や滋養強壮、胃腸機能向上をはじめ様々な効果があります。現在多くのメーカーからサプリメントやお茶が販売されています。ただ、希少植物なので偽物やサポニンの含有量が少ない商品も後を絶たないと言われています。信頼できるメーカーから購入するようにしましょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加