ベジタリアンになれば健康になれる?理論をきちんと理解しよう

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意外と知らない「ベジタリアン」の知識

菜食主義者を指してベジタリアンと言いますね。これは野菜のベジタブルから来た言葉とされています。英国ベジタリアン協会はベジタリアンという言葉を「ラテン語の『VEGETUS』(活気ある・生命力に満ち溢れた)という単語とベジタブルを掛け合わせて自分たちが作った造語だ」と主張していますが、実は英国ベジタリアン協会が出来る前からベジタリアンという単語はあり、やはりベジタブルが語源のようです。

ベジタリアンは非常に細分化されており、動物性食品一切を摂らないタイプ、卵と牛乳はOK、魚までOKなど色々あります。

ベジタリアンになれば健康になれる?

きちんと栄養素を理解した上で組み立てられたのであれば、ベジタリアンの食事は動物性食品を摂取しなくても十分に健康を保つことができます。コレステロールの摂取が少ないことや多くの食物繊維やビタミンを取ることができるので、心筋梗塞や高血圧、糖尿病の予防や改善に役立つとされています。しっかりと栄養を考えていれば、とても健康的な生活を送ることができます。

逆に、動物愛護などの観点からのベジタリアンは植物性食品の知識に乏しい場合がありますし、海外で流行しているものをそのまま真似ても、気候や体質が違うため合わないことがあります。ですから、きちんと体系づけた研究がされているのか、自分に合うのか、きちんと見定めることが大切です。

動物性食品を止めて良かったことは

動物性食品を過剰に採ると肥満や病気につながります。野菜中心の食生活にすることで、頭痛や風邪が無くなったという方もいます。さらに、体が疲れにくくなったり、気持ちが穏やかになったりするのはよく耳にします。食物繊維も多いので、ベジタリアンになってから便秘が治ることも多いです。ただし、一般的にベジタリアンは炭水化物は摂りますので、炭水化物の食べ過ぎで太ってしまうことはあり得ます。

また、睡眠と食べ物は大きく関係しています。食べ物を食べると消化吸収のためにエネルギーが消費されます。動物性の油を多く含むと消化に時間がかかるため、その分消費エネルギーが多くなります。そのエネルギー分、沢山の睡眠が必要になります。そのため、野菜中心で肉を殆ど取らないベジタリアンは肉を食べる人に比べて睡眠時間が短くても大丈夫なようです。

お肉じゃなくても取れるタンパク質

タンパク質と聞くとどうしても肉や魚を思い浮かべてしまいますが、タンパク質はそのままの形ではなく、アミノ酸に分解された後吸収されます。体外から摂取しなければいけない必須アミノ酸は穀類、豆類、野菜類にも十分含まれているので、動物性タンパク質を摂取しなくても問題はないのです。むしろ、タンパク質をアミノ酸に分解する工程がなくなるので、より効率的に体内に吸収できるのです。

大豆製品や野菜を食べてればいい…と安易に考えないで

一見いいことばかりのベジタリアンですが、安易に始めると大変なことになります。タンパク質やオメガ3脂肪酸、鉄分・亜鉛などの栄養素が足りなくなることが多く、それらを意識して摂るようにしなければいけません。

また、タンパク質を摂るために大豆製品ばかり大量に食べると、イソフラボンの摂り過ぎで女性ホルモンのバランスが崩れ、婦人科系の病気になることもあります。栄養学や自分の生活にあった食べ方を知って、正しいベジタリアンライフを送って下さい。

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