「トリプトファン」は天然の精神安定剤!アンチエイジングにも効果あり

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「トリプトファン」とは牛乳などに含まれている成分で、女性に嬉しいアンチエイジング、月経前症候群(PMS)緩和、鎮痛効果などがあります。牛乳でお腹を壊してしまう人には他の食材もありますので、特に婦人科系で悩んでいる人は意識して摂るようにしませんか?

「トリプトファン」とは

トリプトファンは牛乳から発見された必須アミノ酸です。肝臓や腎臓で分解されエネルギー源となりますが、脳に運ばれるとセロトニンを生成します。

セロトニンはドーパミンやノルアドレナリンと同様の神経伝達物質です。「幸せホルモン」とも呼ばれ、心身の安定に強く関わっています。そのため、不足すると精神のバランスが崩れやすくなり、キレやすくなったりうつ症状を引き起こしたりします。また、セロトニンは止血作用や血管の収縮作用にも関わっており、過剰摂取は偏頭痛の原因の一つになると言われています。

また、セロトニンは更にメラトニンに変換されます。メラトニンは体内時計の調節、抗酸化作用、免疫力強化、ボケ防止効果などがわかっています。トリプトファンを適量摂取することで睡眠障害や不安感、痛みなどを改善することがわかっており、多くの催眠や鎮静を促すサプリメントに含まれています。ただ、日本では現在の所医薬品扱いにまではなっていません。

トリプトファンの効能・効果

安眠効果

トリプトファンは脳内でビタミンB6、ナイアシン、マグネシウムと結合し、セロトニンを生成します。セロトニンには寝つきをよくしたり興奮・不快感を鎮静させる効果があり、天然の催眠剤となります。また、セロトニンはさらにメラトニンにも変換されます。メラトニンは体内時計を調節する機能があるため、時差ボケなどに非常に効果があると言われています。

アンチエイジング

トリプトファンには活性酸素を除去する作用が認められており、アンチエイジング効果があると言われています。「若返りの薬」メラトニンは体内で合成されるホルモンなのですが、加齢と共に分泌が減って来てしまいます。そこでトリプトファンを摂取すると、セロトニン→メラトニンとなり、抗酸化作用を発揮するのです。

月経前症候群(PMS)改善

トリプトファンには慢性的な痛みに対し鎮痛効果が認められています。また、痛みに対する耐性も強くなると言われています。更に精神安定作用があるので、生理前の不安定な精神を落ち着かせることが出来ます。

集中力・記憶力を高める

トリプトファンは脳内でセロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリンなどの神経伝達物質生成の材料となります。ドーパミンやノルアドレナリンはホルモン調節に関わっていて、やる気を出させたり気分を高揚させる作用があります。また行動障害にも効果があることがわかっており、集中力や記憶力が増すという結果が出ています。その他、免疫力を高める作用から、コレステロール値の低下、血圧調整、更年期障害の緩和などにも効果があるとされています。

トリプトファンを効率的に摂るには

トリプトファンが多く含まれる食材として、大豆製品やチーズなどの乳製品、ナッツ類、まぐろやかつおなど、さまざまな食物中のタンパク質に含まれています。普段から牛乳や豆乳、チーズなどを積極的に摂るようにしましょう。

ただし、トリプトファンを多く摂り過ぎるのも問題があります。1日の推奨摂取量は、体重1キロに対して4ミリグラムと言われています。過剰摂取によって肝硬変を招いたり、脳の機能が低下したりといった副作用があります。普段の食生活で充分摂れるものなので、あまりサプリメントなどには頼らないようにして下さいね。

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