「タンニン」の渋みが生活習慣病を予防!お肌の収れん作用で美肌効果も

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「タンニン」という名前はよく知られていますが、渋み成分という以外あまり詳しく知らない人が多いのではないでしょうか。最近はこの渋みが苦手な人も多いと聞きますが、とても健康に良い成分ですので、少しずつでも摂るようにしましょう。

「タンニン」とは

タンニンはポリフェノールの一種で強い渋みが特徴です。ブルーベリーのアントシアニンなどと同系統で、ブルーベリーの渋みに似た味わいです。植物に多く含まれる苦み成分や渋み成分のため、外敵から身を守るための成分であると考えられています。

タンニンは強い収れん作用がありますが、これは舌や口腔粘膜のたんぱく質と結合した上で変性させる際に起きるものです。また、肌に塗ると毛穴を引き締める作用があることから、化粧品にもよく使用されます。また、ワインの味を表現する際の渋みの意味でもよく使われます。この渋みには抗酸化作用や血中コレステロール値の抑制などいろいろな効能があります。

タンニンの効能・効果

生活習慣病の予防・改善効果

タンニンには強い抗酸化作用があります。活性酸素は私たちが呼吸によって取り入れた酸素の約2%が変化したものと言われています。この量であれば体内に侵入したウイルスや細菌を退治する非常に有効な成分なのですが、必要以上に発生すると健康な細胞まで酸化させてしまい、老化の原因となるのです。

この必要以上に発生する活性酸素の原因が紫外線や大気汚染、化学物質や生活習慣の乱れです。これらによって活性酸素が必要以上に増えると、血中の悪玉コレステロールを酸化させ、動脈硬化を悪化させ、血管を老化させてしまいます。ですがタンニンの抗酸化作用はコレステロールが酸化するのを防ぐ働きをするため、生活習慣病の予防につながると考えられています。

肌を引き締める効果

タンニンにはたんぱく質を変性させ、組織を収れんさせる作用があります。そのため開いた毛穴を引き締めたり、皮脂腺を小さくして脂の量をコントロールしてくれます。そのため夏の化粧崩れを防いだり、肌のたるみを防ぐ効果があります。汗腺を引き締めるので、制汗剤などにも含まれています。

下痢を止める作用

昔から下痢止めとして使われていた民間薬にゲンノショウコがあります。これにはタンニンが含まれていて、体内で収れん作用を起こし、腸の粘膜を刺激することで腸を引き締める働きをすることがわかっています。

美白効果

タンニンはメラニンを生成する細胞を抑制するため、シミやそばかすの予防に効果があると考えられています。

タンニンを摂らないほうが良い場合

薬やサプリメントはお茶や紅茶で飲むな、と言われているのは、タンニンと反応してしまう成分があり、効果が弱まるからです。同様に、貧血の人はタンニンが鉄分の吸収を阻害するため、摂取を控えましょう。これまではカフェインが鉄分の吸収を阻害すると考えられて来ましたが、最近の研究でタンニンも同様の作用があることがわかったのです。

タンニンが多いとされている飲み物はコーヒー、紅茶、煎茶、烏龍茶、抹茶などで、特にコーヒーや紅茶には番茶やほうじ茶の2倍タンニンが含まれています。また、どんなに少ないと言われているお茶でも全く含まれていない訳ではありません。例えば麦茶はカフェインは含まれていませんが、タンニンは紅茶の1/10程度ですが含まれています。ですから、貧血気味の人、特に女性は摂取量を控えた方が良いと言われています。

タンニンを効果的に摂るには

お茶やコーヒー、赤ワインが好きであれば特に問題はありませんが、渋みがどうしても苦手な方には干し柿をおすすめします。渋柿の渋みはタンニンですが、干すことにより渋みが不溶性のものに変化し、苦みを感じなくなるのです。でもタンニン自体が消えた訳ではありませんので、効果は変わりません。最近は冷凍されたものもあり1年中楽しめますので、時には懐かしい味を楽しんで、健康に役立てて下さいね。

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