じっくり煮込めば最高食材に!『すじ肉』は、栄養とうま味の宝庫だった!?

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牛のアキレスやネック、スネなど、いわゆる『すじ肉』は、ちょっと固めの食べにくい部位。しかし、料理次第では、とても食べやすくなり、旨みのある食材に大変身しますよね。このすじ肉は、高たんぱく、低カロリーなことでも知られていて、ダイエット中の食材としては最適なもののひとつ。さらに、体の健康を維持するための豊富な栄養素も含まれています。

天然の止血剤『ビタミンK』

ケガをした時、時間がたてば自然に血は止まります。これは、血液凝固因子“トロンビン”のはたらきによるもの。このトロンビンが体内で造られる過程で必要なのが、すじ肉に含まれている『ビタミンK』です。また、骨の形成にも関わるビタミンKは、摂取したカルシウムの骨への定着をサポート。さらに骨からカルシウムが流出するのを防ぐので、骨折や骨粗しょう症などの骨のトラブル防止にも役立っています。

肩こり、腰痛の特効薬!?『ビタミンB12』

“肩こり”や“腰痛”は、誰にでもなり得る症状。現在、お悩みの人も多いのではないでしょうか。冷え性が原因と考えられることも多いようですが、末梢神経が傷ついても肩こりや腰痛の原因になるのだとか。その解決の糸口となり得るのが、『ビタミンB12』の存在です。アミノ酸やたんぱく質の合成をサポートしているビタミンB12 は、すじ肉にも含まれている成分。特に、末梢神経の傷を治す力は優れており、医療機関では腰痛や手足のしびれの治療薬にビタミンB12が処方されているほどなのです。

肌の潤い効果は、『ヒドロキシプロリン』の量次第!?

コラーゲンの主な構成成分のひとつ『ヒドロキシプロリン』も、すじ肉に含まれています。肌や髪の潤いに欠かせないコラーゲンですが、その質は、含まれるヒドロキシプロリンの量が多ければ多いほど高いそう。つまり、コラーゲンを摂取する際には、ヒドロキシプロリンの量を意識するだけで、さらなる潤い効果が期待できるはずです。

熱中症防止に『ナトリウム』を!

特に暑い時期に気を付けたいのが、大量の汗。近年増加している“熱中症”も体内の『ナトリウム』と水分が失われてしまうために起こる怖い症状です。そこで、夏場に意識して摂取したいのがすじ肉にも含まれているナトリウム。さらに、疲労回復効果も期待できるので、夏バテ防止のためにも、意識して摂取しましょう。

貧血改善への一番の近道『鉄』摂取!

必須ミネラルのひとつ『鉄』も、すじ肉に含まれている重要な栄養素です。特に知られているのは、貧血解消の効果。ヘモグロビンの材料となり得る鉄分は、食べるだけで、効果が期待できます。さらに、体に吸収されやすいのは、すじ肉のような、動物性鉄分である“ヘム鉄”。ただし、効果は少しずつ現れ始めますので、改善を目指すなら、焦らず、摂取し続けなければいけません。

煮込み料理ですじ肉の美味しさアップ!

おでんやスープなど煮込み料理によく使われる“すじ肉”は、冬の食材と思われがち。しかし、当然、すじ肉は、冬だけのものではありません。たとえば、カレーやビーフシチューの具材にも最適なのが、すじ肉です。煮込めば煮込むほど、柔らかくほぐれ、旨みがでるその味わいは、牛肉を超える可能性も。ただし、時間をかけて煮込めば煮込むほど、コラーゲンはスープに溶け出すので、必ず残さずいただきましょうね。

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