「シスチン」は有害金属を排泄して老化防止をサポートするアミノ酸

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「シスチン」は髪の毛や爪のケラチンに多く含まれるアミノ酸の一種です。シミの原因となるメラニンの生成を阻止してくれる、美肌になくてはならない成分です。

「シスチン」とは

シスチン(L-シスチン)は、L-システインが2分子結合した成分です。L-シスチンとL-システインは体内でお互いに変化することが出来るので、同じものと考えて良いでしょう。これらはケラチンというタンパク質を作る非必須アミノ酸です。

ケラチンは18種類のアミノ酸が集合して出来ている成分で、育毛に大切なものです。18種類のアミノ酸のうち割合が多いのがグルタミン酸やシスチンで、髪の毛を健康に保つにはシスチンを摂る必要があると考えられています。

シスチンはグルタチオンの供給源と言われます。グルタチオンとは活性酸素を排除する抗酸化作用や解毒作用があるアミノ酸化合物で、生活習慣病予防にはなくてはならない成分です。またグルタチオンは肝機能を高めたり、目の病気を防いだり、お肌の美白作用も持っています。シスチンは水に溶けにくく、膀胱結石にはシスチンが含まれていることが多いです。そのため過剰摂取には気をつけなくてはなりません。

シスチンの効能・効果

美肌・美白効果

シミの原因の最も大きなものは紫外線です。紫外線を浴びると色素形成細胞のメラノサイトが刺激を受けチロシナーゼという酵素を作ります。このチロシナーゼがメラニン色素を作り出すのです。シスチンはこのチロシナーゼの活性化を妨げる作用があるため、シミやそばかすに有効とされています。また、出来てしまったメラニン色素の排出を促し、ターンオーバーを正常にする働きもあります。

髪・爪・肌を健康に保つ効果

シスチンには硫黄が含まれています。この硫黄成分は髪や爪、皮膚の健康に必要な成分です。髪の毛にコシがない、爪に縦の線が入ったりゆがんでいる、割れやすいといった場合、シスチンが不足している可能性があります。

老化防止効果

活性酸素は暴飲暴食やストレス、有害金属などから作られます。有害金属とは水銀や鉛、カドミウム、ヒ素、アルミニウムなどで、土壌や海水、食品に含まれています。これらは食事をする限り避けられないものですが、有害金属が体内に溜まって行くと、検査して異常が見つからないのに体調が悪い、といった症状が起こります。

シスチンにはこれら有害金属などから生まれた活性酸素を解毒し、排泄する作用があります。そのため細胞が健康になり、老化防止に高い効果を上げるのです。

シスチンを摂ってはいけない場合

シスチン尿症という病気があります。これはシスチンが尿中に排出されてしまう病気で、尿路内にシスチン結石を作り出します。この病気は遺伝によるものと考えられていて、劣性遺伝子です。そのため両親の片方がこの遺伝子を持っているだけでは発症しません。両親ともにこの遺伝子がある場合のみ発症するとされています。腎臓結石を何度か起こしたことのある人はシスチン尿症の可能性があり、シスチンの摂取を控えることが必要です。

シスチンを効果的に摂るには

シスチンはタンパク質に含まれており、肉、魚貝、豆類、牛乳、小麦粉に多く含まれています。普段の生活で不足することはありませんが、ダイエットで野菜中心の食生活をしていると不足しがちです。髪の毛にツヤがなくなった、爪に異常が出た、という場合はシスチン不足ですから、サプリメントなどで補うようにしましょう。

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