「システイン」は美肌づくりに大切な成分 デトックス効果で二日酔いにも効く!

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「システイン」は非必須アミノ酸の一つで、ほとんどのタンパク質に微量含まれている成分です。システインにはL-システインとD-システインがありますが、L-システインは自然界に存在するもの、D-システインは合成されて作られたものです。通常食品や医薬品、サプリなどに使用されるのはL-システインです。

「システイン(L-システイン)」とは

タンパク質は一次~四次の立体構造になっていて、その構造によって働きが違います。同じアミノ酸が同じように配列されていても、正常なものと構造が少し違うだけで正反対の作用を引き起こしたりします。システインは皮膚や髪、爪などに多く存在する非必須アミノ酸で、タンパク質の立体構造を正常に保つ働きをしています。

また、タウリンの成分でもあります。タウリンは成長に必要な栄養素で、肝機能を正常に保ったりコレステロール値を下げ、生活習慣病予防に対して非常に効果のある成分です。そのためシステインが不足すると生活習慣病になる危険性があるのです。

さらに、コエンザイムA(CoA:補酵素A)の成分でもあります。コエンザイムAは生物に非常に重要な補酵素で、色々な酵素が体内で働く際に手助けをしています。コエンザイムAが不足するとエネルギー不足となり、各種臓器の機能が低下します。そのため慢性的な疲れの原因となるのです。

システイン(L-システイン)の効能・効果

肌トラブルの改善

システインは肌の生まれ変わりを助ける作用があります。シミの原因となるメラニン色素の発生を抑え、既に存在するメラニン色素の色を消してくれます。また、コラーゲンの生成に携わっているので、ターンオーバーを正常にして肌のハリを保ち、角質を柔らかくする作用もあります。

疲労回復効果

システインには、体の代謝に関わり、エネルギーの産生をスムーズにする作用があります。SH酵素と呼ばれる酵素は栄養素の代謝、エネルギーの産生、解毒、代謝に必要な酵素で、システインはこの酵素の発生を促進する働きがあるためです。これにより、疲労回復に効果があるとされています。

二日酔いを治す効果

アルコールを摂取すると代謝され、アセトアルデヒドという有害物質に変化します。この物質が多いと吐き気や頭痛といった二日酔いの症状が出て来ます。システインはアセトアルデヒドに直接作用し、無毒化する働きがあります。

デトックス効果

システインは、代謝を行う酵素の働きを活性化させ、有害な金属を体外へ排出させる働きがあります。また、肺や肝臓の粘膜の修復を助けることでウイルスから守ったり、機能をアップさせる働きがあります。

システインを効率的に摂るには

システインは大部分のタンパク質に含まれるほか、トウガラシ、ニンニク、玉ねぎ、ブロッコリー、小麦胚芽にも含まれています。また、システインは「メチオニン」というアミノ酸から作られるので、メチオニンを含む食材を摂ることも良いでしょう。メチオニンはかつお、サケ、いわし、さんま、牛肉、豚肉、鶏肉などに多く含まれています。

WHOの推奨摂取量は「メチオニンとシステインを合わせて、体重1kgにつき15mg」とされていて、体重50kgでは750mgになります。たとえばハンバーグ1個(120g)でひき肉が鶏なら約985mg、牛か豚なら約840mgです。大豆類や米、小麦粉にも含まれていますから、通常の食生活で健康を維持するには充分な量が摂れます。でも美白など特別な効果を狙うなら、手軽なサプリメントを摂取することもおすすめします。

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