「しょうゆ多糖類」のパワーがすごい!花粉症や鉄不足解消はしょうゆで

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100種類以上の酵素が集まっているとされているしょうゆは、塩に比べると塩分濃度が低いため、塩の代わりに利用すると減塩ができることは知られてきました。しかし更に健康パワーとして「しょうゆ多糖類」が注目されるようになって来ました。

「しょうゆ多糖類」とは

しょうゆは麹(こうじ)・塩・水から作られます。麹は大豆と小麦・麹菌から作られますが、この麹菌が多くの酵素を合成します。それによって大豆や小麦に含まれるタンパク質は低分子化されてアミノ酸やペプチドとなり、これがうまみ成分となります。

大豆にはでんぷん、グリコーゲン、セルロースなどの多糖類が含まれていますが、麹菌では完全に分解されず、しょうゆの中に1%程度残っています。これを「しょうゆ多糖類」と言います。

しょうゆ多糖類には免疫調節機能があることが実験でわかっており、臨床試験でもアレルギー症状が緩和されることがわかりました。また国立健康・栄養研究所のデータによると、しょうゆは鉄分を吸収促進させる作用があることが臨床試験で報告されています。

しょうゆ多糖類の効能・効果

アレルギー症状の緩和

国民の3人に1人が何らかのアレルギー症状を持っていると言われます。その原因はいくつかありますが、そのうちのⅠ型アレルギー(即時型アレルギー)は遺伝のほか生活習慣や環境、ストレスが発症の原因と考えられています。

しょうゆ多糖類をマウスで実験したところ、ヒスタミンの遊離抑制効果が確認され、アナフィラキシーショック反応も抑制することがわかりました。その後スギ花粉症や通年性アレルギー症状を持つ人を対象に臨床試験をおこなったところ、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどのアレルギー症状が大幅に低減するという結果が出ました。これにより、アレルギー症状の発症前から摂取することで予防効果も期待できると考えられます。

これらの臨床試験後に血液検査や尿検査をおこないましたが全く異常はなく、しかも眠くなるような副作用も起こりません。

鉄分吸収促進効果

日本では特に女性の多くが鉄分不足です。1日平均約3mg不足しており、通常の食事では充分な量を摂取することが難しくなっているのです。

国立健康・栄養研究所のデータや海外での研究により、しょうゆには鉄分の吸収を促進する効果があることがわかりました。また、ラットによる実験で貧血としょうゆ多糖類の関係を調査したところ、貧血予防・回復効果が認められました。その後の臨床試験においても、1日600mgのしょうゆ多糖類を継続的に摂ると、血清中に含まれる鉄分が大幅に増えることがわかりました。

しょうゆ多糖類を効率的に摂るには

しょうゆには多くの効能があることが最近知られて来ました。

  • フラノンという香り成分にはがんの発症を抑える抗酸化作用がある
  • 色素成分メラノイジンは血糖値の上昇を抑える
  • 大豆の発酵成分ニコチアナミンが血圧を下げる
  • しょうゆのビタミンB6はタンパク質の消化、代謝を促進させる
  • しょうゆのビタミンB2には脂肪を代謝する作用がある
  • 大豆に含まれるイソフラボンは女性ホルモン様の作用があり、骨粗しょう症や更年期障害を緩和する

などです。しょうゆは最近塩分が多いことから敬遠されがちでしたが、実はこれだけの効能があるのです。さらにしょうゆ多糖類でアレルギー症状、特に花粉症を緩和してくれるのです。ある研究では、最近花粉症やアトピーが広がってきた背景には、しょうゆの摂取が減ったことと関係があるのではないか、と考えられているほどです。

しょうゆ多糖類でアレルギー症状や鉄分不足を解消するには、1日600mg程度を毎日摂取すれば良いとされています。これはしょうゆ約60mlに当たり、大さじ約3杯になります。食事だけで摂るのはちょっと難しいのですが、現在サプリメントやしょうゆ多糖類を増やしたしょうゆが販売されています。料理には塩の代わりに使用したり隠し味にほんの少し使うなど、しょうゆを毎日の生活に取り入れながら、サプリメントもうまく活用しましょう。

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