花粉症の緩和には「セイヨウフキ」が効果あり 偏頭痛にも効く!

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「セイヨウ(西洋)フキ」はフキの一種です。バターバーとも呼ばれるこの植物は、2000年以上前からギリシャを始めヨーロッパで使用されて来た薬用植物です。

「セイヨウフキ」とは

セイヨウフキはヨーロッパとアジア北部に分布し、高さ1mほどに成長する多年草です。葉には抗酸化作用があることから、気温が高い時にセイヨウフキの葉でバターを包んでいたそうです。別名である「バターバー(Butterbur)」とはバターにくっつくもの、という意味です。葉を湿布薬にしたり、根を腹痛や喘息、風邪に使用したりして来ましたが、その後利尿作用や発汗作用、鎮痙作用などが明らかになりました。

主成分はペタシン、イソペタシン、セスキテルペンラクトン、ペクチン、イヌリン、などで、ペタシンには偏頭痛を和らげる効果があると言われています。また、ペタシンとイソペタシンにはアレルギー性鼻炎に効果があるという研究結果が出ていますし、セスキテルペンラクトンには炎症の抑制や血管平滑筋の細胞を改善する作用があり、動脈硬化の予防や治療に使われています。

セイヨウフキの効能・効果

花粉症やアレルギー性鼻炎の改善

成分のペタシンやイソペタシンには、アレルギー性鼻炎を引き起こすロイコトリエンという物質の生成を抑える作用があります。ロイコトリエンは鼻粘膜の血管を広げたり浮腫を引き起こす作用があり、鼻づまりの原因となります。また鼻粘膜を過敏にし、アレルギー反応を起こさせると言われています。

偏頭痛の改善

成分のペタシンには、頭痛の改善にも効果があると言われています。偏頭痛の多くは血管が拡張して血管周辺の神経を刺激することで起こると言われていますが、ペタシンは炎症を引き起こす物質の合成を抑制するので、頭痛を和らげることができます。また、ペタシンは医薬品と違い眠気が出にくいので、運転前や機械操作前にも使用することができます。

動脈硬化の予防

成分のセスキテルペンラクトンはセイヨウフキのほかヨモギ、ほうれん草、アーティチョークなどにも含まれる苦み成分です。この成分には炎症の抑制や血管平滑筋の細胞を改善することがわかっています。血管平滑筋とは血管の収縮力を制御している筋肉で、収縮すると血管が細く硬くなるため血流が少なくなり、血圧が上昇します。

逆に平滑筋が弛緩すると血管が広がり柔らかくなるため血流が増え、血圧は低下します。セイヨウフキのセスキテルペンラクトンにはこの筋肉の細胞に働きかけ、動脈硬化の予防や改善に役立つと言われています。

がんの予防・治療

がん細胞の一種であるNF-κBという特殊なたんぱく質は、活性化することによりがん細胞を増殖させたり転移させる作用があります。セスキテルペンラクトンにはこのNF-κBを強力に阻害する働きがあると言われており、現在研究が進められています。

セイヨウフキを効率的に摂るには

セイヨウフキは食材として摂るには難しいため、サプリメントで摂取することをおすすめします。バターバー(Butterbur)という名称でアメリカなどから取り寄せるのが最も手軽でしょう。抗アレルギー、抗炎症、花粉症、偏頭痛に効果があるとして、多くのメーカーからサプリメントが出ています。

ただ、セイヨウフキのピロリジジンアルカロイド(Pyrrolizidinealkaloid:PA)という成分には肝毒性があることがわかっており、肝障害や肝がんの原因となると言われています。そのため、必ずこの成分を除去したと書かれている商品を選ぶようにして下さい。

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