ミネラルの補給に「にがり」!骨の形成や精神安定の効果も

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「にがり」は海水から取れる塩化マグネシウムが主成分で、昔は豆腐を固める時に使用していました。現在は海水が汚染されているため、合成された塩化マグネシウムを使うことがほとんどです。以前TVでにがりダイエットが紹介されましたが、専門家によると科学的根拠がなく、多量摂取はむしろ危険であると警鐘を鳴らしています。

ですが、にがりには塩化マグネシウム、塩化ナトリウム、カリウムなど通常取りにくいミネラルが含まれているため、健康に一役買う食材であることは間違いありません。

「にがり」とは

天然のにがりには、塩化マグネシウム、塩化カリウム、塩化ナトリウム、塩化カルシウム、リン、鉄、亜鉛、マンガンなど100種類以上のミネラルが含まれています。海水が人間の血液のミネラルバランスとほぼ同じというところから、海は生命の母とも呼ばれています。フランスではにがりを「ラ・メール(母なる液)」と呼んでいるところからも、人間にとって重要な栄養素であることがわかります。

にがりの効能・効果

歯や骨の形成を助ける作用

歯や骨の形成には、マグネシウムやカルシウム、リンなどが必要です。特に骨をしなやかにするためにマグネシウムは不可欠です。マグネシウムは魚介類や豆類には多く含まれていますが、肉類や牛乳にはほとんどありません。洋食型の食事が多い人はマグネシウムが不足しがちですので、意識して摂るようにしましょう。

血液循環を良くする作用

にがりに多く含まれる成分のマグネシウムは、体内の多くの酵素を正常に働くためのエネルギー再生のサポートをし、血液の循環を良くします。血液の循環が良くなると末端まで温まり、また老廃物が排泄されやすくなります。

高血圧予防作用

マグネシウムには動脈を弛め、血圧を下げる働きがあります。また、血中のカルシウムが増えすぎると高血圧になる危険性があるのですが、マグネシウムにはカルシウムの量を調節する作用があるとされ、高血圧や心筋梗塞などの予防にもなると言われています。

精神安定効果

マグネシウムには神経伝達を正常に保つ作用があります。そのため、精神的に不安定な時やイライラした時に摂取すると、精神状態が穏やかになるとされています。

にがりを効果的に摂る方法

にがりの1日の目安摂取量は80~100mg、大体20~25滴前後です。ですが、多く入れすぎると料理の味が変わってしまいますから、最初は1~2滴入れて確かめながら使いましょう。にがりを一番簡単に摂る方法は、お米を炊く時に入れることです。米3合に対し4~5滴程度入れて炊くと、ふっくら炊き上がります。

また、多くのミネラル分が素材の旨みを引き出すので、煮物や炒め物に数滴加えると味がまろやかになります。出汁と一緒に最初から入れて下さい。また、にがりを「苦汁(アク)」とも書きますが、アクを取る力があります。肉の下味をつける時に2~3滴加えるだけで、ふっくらするだけでなくまろやかな味になります。

また、野菜を茹でる時に数滴入れると、色鮮やかに仕上がります。色を楽しむおひたしなどにぴったりです。さらに、煮くずれを防ぐという作用もあります。じゃがいもなどは柔らかくなりすぎると煮くずれしてしまいますが、最初ににがりを2~3滴入れるとくずれにくくなります。

最後に、美肌のためににがりで洗顔する方法があります。石けんの泡をまず顔全体に広げ、手に残った泡ににがりを4~5滴たらし、軽く混ぜ合わせます。それを顔に塗り、軽くマッサージすると消しゴムのカスのようなものが出て来ます。その後洗い流すと、お肌がスベスベになります。これは一種のピーリングですから、1~3週間に1回程度、絶対に無理に力を入れないようにおこなって下さいね。

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