「脂肪酸」でもダイエット効果!「γ(ガンマ)リノレン酸」のすごいパワー

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「リノレン酸」という言葉、最近よく聞きませんか?体に良いことがTVなどで注目され、スーパーの棚から一時消えた、エゴマ油などで有名です。通常「リノレン酸」というと「α(アルファ)リノレン酸」のこと。必須脂肪酸の一つですが、「γ(ガンマ)リノレン酸」はそれとは別の働きをする脂肪酸です。「脂肪」って響きは、特にダイエット中の人には心臓によろしくありませんが、実は脂肪酸は、うまく使うとダイエットの強い味方になってくれるんですよ。今回は、「γ-リノレン酸」の秘めたるパワーをご紹介します。

「リノレン酸」とは

「脂肪酸」とは簡単にいうと「脂質」のこと。飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸、トランス脂肪酸、コレステロールなどに分かれます。「リノレン酸」は不飽和脂肪酸で、体内で作ることができず食物から摂ることが必要なため、「必須脂肪酸」と呼ばれています。人間に必要な必須脂肪酸は「リノール酸」と「α-リノレン酸」に分かれますが、リノール酸が原料となって体内で生成されるのが「γ(ガンマ)リノレン酸」です。アトピーや湿疹、炎症、乳がんなどに効果があると言われ、現在も研究が進んでいます。

「γ-リノレン酸」の効能

γ-リノレン酸は、構造から「n-6系多価不飽和脂肪酸」又は「ω(オメガ)6脂肪酸」と呼ばれています。主に月見草という、可憐な白・黄などの花を咲かせる植物から採れます。アメリカでは古くからEveningPrimrose(夜のプリムローズ)という名でその効能が知られていて、サプリメントもたくさんあるんですよ。英国では医薬品扱いになっています。さて、そんなγ-リノレン酸の効能を見て行きましょう。

生活習慣病予防

γ-リノレン酸は、「プロスタグランジン」の材料となります。プロスタグランジンとは体の各組織の働きを調節しているホルモンで、血圧・血糖値・コレステロール・止血・血管拡張・子宮収縮などのコントロールに欠かせない成分です。そのため、γ-リノレン酸の摂取により生活習慣病予防の効果が期待できるのです。
また、中性脂肪を抑制し、善玉コレステロールが減少するのを防ぐ働きがあります。研究により、γ-リノレン酸の働きは特に心臓と肝臓で活発になることがわかっています。亜麻仁油のリノレン酸はこちら

ダイエット効果

代謝促進作用があるため、ダイエット効果も期待できます。実験では、早期肥満患者に投与したところ、γ-リノレン酸がエネルギーとなり消費されたため、体重増加が抑制されたという結果が出ています。

アトピー性皮膚炎治療

抗炎症作用があり、乾燥肌やアトピー肌の水分蒸発や炎症を防ぎます。また、炎症促進物質の働きを阻止することもわかりました。アトピー性皮膚炎患者を検査すると、血中のγ-リノレン酸量が健常者の約50%しかないことがわかっています。そのため、ヨーロッパではアトピー性皮膚炎の治療に欠かせないものとなっています。更に、動物実験ではγ-リノレン酸とDHAを一緒に摂ることでヒスタミンの放出量が緩和されることがわかり、アトピー性皮膚炎の予防に役立つことが期待されています。

PMS(月経前症候群)の緩和

最近の研究により、PMS症状のある人の多くが、γ-リノレン酸の血中濃度が低いことがわかりました。γ-リノレン酸が少ないとで説明したプロスタグランジン・ホルモンが充分に生成されないため、ホルモンバランスが崩れやすくなるのではないかと考えられています。

関節リウマチ予防・治療

炎症性物質が活発化するのを抑制する作用があるため、関節リウマチの予防や治療に効果があるとされています。また、プロスタグランジンは骨の生成にも関わっています。γ-リノレン酸の元となるリノール酸はマヨネーズやサラダ油に多く含まれているのですが、それらを長期間摂り過ぎたりアルコールの過剰摂取によって、γ-リノレン酸を生成することができなくなってしまう場合があります。ですから、外食の多い人やお酒をよく飲む人は、意識してγ-リノレン酸を摂るようにしましょう。γ-リノレン酸は月見草オイルなど数種類の植物にしか存在しないため、食品よりサプリメントで摂ることをお勧めします。1日150mg以上が良いと言われています。アトピー改善の場合は、500mg/日以上摂取すると、3ヶ月ほどで効果が出てくるとの臨床データがあります。なお、症状が改善したからといって摂取を止めると、再発しやすいと言われています。低摂取量をずっと続けることをおすすめします。

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