「パルミチン酸レチノール」はお肌に塗って美肌!摂取してがん予防に

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「パルミチン酸レチノール」がお肌のコンディションをアップさせると評判ですね。でも、一方で副作用についても色々言われているようです。間違った使い方をしないよう、効能や使い方をまとめました。

「パルミチン酸レチノール」とは

パルミチン酸とは、ビタミンAの誘導体です。ビタミンAというのは通常「レチノール」のことを指しますが、実際はレチノールの他に「レチナール」「レチノイン酸」とその誘導体の総称です。そのほか、β-カロテンのような、体内に入ってからビタミンAに変化するプロビタミンAもあります。一時「シミやシワに効果がある」と大評判になったレチノールですが、医療機関で治療に使われるのはレチノイン酸(トレチノイン)で、ニキビ痕を消すなどのために使われています。

ですが、レチノイン酸は医療レベルでしか使用できません。そのため開発されたのが「パルミチン酸レチノール」です。レチノールを安定化させ吸収しやすくしたもので、効果は穏やかですが肌への刺激が少ないのが特徴です。

「パルミチン酸レチノール」の化粧品としての効果

パルミチン酸レチノールは、肌のターンオーバーを早め、コラーゲンやエラスチンといった、肌の弾力を維持するたんぱく質の生成を助ける働きがあります。

ビタミンA(レチノール)は、とても不安定な成分で、肌に塗るとすぐ酸化してしまいます。そこで抗酸化作用のあるパルミチン酸という脂肪酸を結合させることで安定化させ、肌への浸透力をより早く、強くしたのです。また、パルミチン酸自体が抗酸化作用によってアンチエイジング効果があるとされていますので、レチノールとの相乗効果が期待できるのです。

「パルミチン酸レチノール」の摂取による効果

日本でビタミンAのサプリメントを見ると、プロビタミンAであるβ-カロテンが主成分のものが多くなっています。プロビタミンAとは体内に入ってから必要な時にビタミンAに変化するというもので、過剰症の心配がありません。ですがβ-カロテンは吸収率が悪く、10%程度です。油脂と合わせて摂っても40~60%にしかなりません。レチノールは体内への吸収率が高く、70~90%あります。ところが酸性・酸素・光・熱に不安定という特性があります。

そこで、飽和脂肪酸パルミチン酸を加えることによって、β-カロテンの吸収が良くなり、さらにレチノールも安定するという一石二鳥の効果があるのです。レチノールとβ-カロテンを合わせたビタミンA剤は、視機能改善や皮膚・粘膜を健康に保つ作用、がん予防効果があるとされています。更にβ-カロテン独自の働きとして抗酸化作用が強く、動脈硬化予防効果があることがわかっています。

パルミチン酸レチノールを食材で摂るには

パルミチン酸レチノールは合成されたものですから、これを食材で摂取する場合はパルミチン酸とレチノールを別々に摂ることになります。パルミチン酸は動植物性油脂に、レチノールはレバーやあんこうの肝、いか、うなぎ、卵、乳製品に含まれています。レチノールは過剰に摂取すると頭痛、疲労感、脂肪肝などを起こしますので、注意が必要です。それよりは、β-カロテンを多く含むにんじんなどの緑黄色野菜を炒めて摂取したほうが良いでしょう。にんじん1/3本で1日の必要量をクリアできます。

なお、ビタミンAはアルコールによって消費されてしまいますので、お酒をよく飲む人はサプリメントの形で摂取すると肝臓に負担がかかりにくくなり、安心です。

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