にんにくのアリシンとビタミンB1は、疲労回復や美肌効果あり

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にんにくパワーの秘密はアリシンにあり

にんにくにはビタミンB1・B6、カリウム、リン、タンパク質、食物繊維が豊富ですが、その中でも最も健康に効果があるとされる成分が香味成分のアリシンです。今回は、にんにくパワーの源とも言えるアリシンについて詳しくみていきましょう

アリシンはどんな成分?

アリシンの元々の成分は「アリイン」という無臭の硫化化合物です。アリインはにんにくを擦り下ろしたり刻んだりすることでアリナーゼという分解酵素によって「アリシン」に変化し、あのニオイを発するようになります。さらに、にんにくのビタミンB1を分解して、より強固な「アリチアミン」へと変化させる働きがあることが分かっています。アリチアミンの形になると非常に体内への吸収率が高まると言われています。

ビタミンB1とにんにくは最強のコンビ

ビタミンB1には糖質(炭水化物)の分解を助ける働きがあります。糖質が分解されるとエネルギーになり、疲労回復に役立ちます。ところがビタミンB1は長く体内に留まることができないため、不足すると疲れやすくなったり、抵抗力が弱まり風邪を引きやすくなったりしてしまいます。

このビタミンB1を長時間体内に留めてくれるのが、アリチアミンです。アリチアミンは血中に長時間留まり、ビタミンB1とアリシンに時間をかけて分解されます。そのため、ビタミンB1の疲労回復効果が長く続くのです。にんにく自体にビタミンB1とアリインは含まれていますが、ビタミンB1が豊富に含まれている豚肉や鶏肉、うなぎなどと一緒ににんにくを摂取することで、より一層すぐれた働きを生み出してくれます。

にんにくは美肌効果やアンチエイジングにも

ある説によると、にんにくのアリシンは揮発性成分で、この成分が肌に触れただけでも美肌効果があるそうです。にんにくの成分のアリシンは脂質と結合すると「脂質アリシン」という成分に変化し、ビタミンEと同様の働きをするのだそうです。ビタミンEといえば美肌やアンチエイジングに非常に効果があるとされています。

つまり、アリシンが肌の皮脂と結合してビタミンEに変化し、美肌を作る、という訳です。ビタミンEには強力な抗酸化作用があり、色素沈着や肌荒れに効果があります。

にんにくの食べ過ぎは逆効果に

にんにくは非常に健康に良い食材ですが、食べ過ぎや接触頻度が多いと逆効果になります。たとえば殺菌作用によって胃腸の善玉菌まで殺してしまい胃腸障害や便秘になったり、空腹時に生のにんにくを食べることで胃腸を刺激し過ぎて胃痛や腹痛になったり、ビタミンを生産する菌を殺してしまうことによる口内炎や舌炎などがあります。

さらに、血液サラサラ効果が行き過ぎて血中のヘモグロビンまで溶かしてしまい、貧血の原因になることもあります。また、にんにくのアリシンが変化した成分でアレルギーを引き起こすこともあるのです。このように、摂り過ぎは非常に危険です。生にんにくなら1日1片、加熱したものでも2~3片程度に抑えるようにし、サプリメントの場合は摂取目安を必ず守って下さい。

摂取量さえ守れば、にんにくは健康にも美容にも大活躍してくれる素晴らしい食材です。臭いが気になる場合はサプリメントで摂ることもできますので、ぜひ毎日の生活に取り入れて、元気な毎日を過ごして下さいね。

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