にんにくを食べると本当に元気になるの?下痢する人もいるのに?

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にんにくで本当に元気になるの?

にんにくと言えば「滋養強壮・疲労回復」という言葉がすぐ浮かびますね。栄養ドリンクや健康食品にも多く含まれていますし、私たちもそれを疑っていません。でも、中には下痢をして、疲労回復どころかさらに疲労した、という経験を持つ人も。

確かに、にんにくに限らず効果が強いものは諸刃の刃とされ、高麗人参で具合が悪くなる人もいます。古代エジプト時代から肉体労働者に与えられていたというほどのにんにくですが、本当に滋養強壮や疲労回復に効果があるのでしょうか。

「アリシン」と「ビタミンB1」で体が元気になる!

にんにくの臭いは強烈で苦手な人も多いですが、あの臭い成分「アリシン」が体を元気にするのに一役買っています。にんにくにはビタミンB1が含まれていますが、エネルギーを作りだすこのビタミンは体の中に蓄えることができません。しかも、消化吸収されにくいので沢山取るのが大変です。

しかし、にんにくの「アリシン」がビタミンB1と結びつくと「アリチアミン」に変化します。このアリチアミンは血中に長く留まり、少しずつビタミンB1とアリシンに戻っていきます。時間をかけて戻っていくので、長時間ビタミンB1の効果が続くのです。またアリチアミンは消化吸収されやすいので、疲労回復に効果的なのです。

アリシンには別の効果も

アリシンには非常に高い殺菌作用もあります。23種類の細菌、6種の真菌などを殺菌する効果があるとされ、風邪やインフルエンザなどの予防に役立ちます。また、にんにくサプリメントを毎日摂取している人が風邪を引いても、回復が早い傾向がみられます。有害物質を除去するので、肝臓がこれらの処理をする負担が軽くなるため、肝機能の強化にもつながると言われています。

ビタミンB1にもいろいろな効果が

ビタミンB1の効果は疲労回復・体力増強だけではありません。ビタミンB1は「精神的ビタミン」とも言われ、不足すると倦怠感や脱力感、不眠症、学習意欲の低下などの症状が現われます。また、ビタミンB1には強肝作用があるので、アルコールを分解する肝臓を助けてくれます。さらに、にんにくはビタミンB1を補うだけでなく肝臓の解毒酵素を増やしてお酒の毒素の分解を早めてくれるので、二日酔い対策ににんにくはとても効果的です。

にんにくでダイエット?

アリシンには食欲増進作用があります。あの香りが消化液の分泌を促進させ、胃腸の働きを活発にするのです。ですが、それと同時に新陳代謝を活発に行い、脂肪の燃焼を助ける作用があります。そのため、適量を食べるとダイエットに効果があるのです。さらに、新陳代謝によって肌のターンオーバーが正常になるので、美肌効果も期待できるのです。

にんにくは現代病の万能薬

にんにくの成分はアリシン以外にも沢山あります。肝臓での脂肪代謝を高める「アリイン」は滋養作用、食欲増進などの作用もあります。アリシンが油に溶けてできる「アホエン」には血栓予防作用があります。「メチルアリルトリスルフィド」は血小板が固まるのを抑える効果があるので、血小板血栓が原因で発生する脳卒中や心筋梗塞などを予防する効果が期待できます。にんにくはまさに万病薬なのです。

にんにくが合わない人もいる?

このように素晴らしいにんにくですが、刺激物でもあるため、生のにんにくを空腹時に食べると胃腸を傷つけることがあります。特に消化器系が弱い人が摂ると、下痢を起こし健康どころではなくなります。でも、そういった人ほど摂ってほしい食材でもあります。ですから、最初はニオイを嗅ぐところから始めて下さい。

上に書いたように、ニオイを嗅ぐだけでも消化液の分泌が促進され、胃腸の働きを活発にしてくれます。だんだん胃腸が元気になってきたら、少しずつ食べるようにすば良いのです。ニオイが苦手な方にはなかなか摂る機会がないかもしれませんが、無臭ニンニクやサプリメントを使いながら、にんにく効果を生活に取り入れていきたいですね。

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