ビタミン・ミネラルが豊富なきんかんで生活習慣病予防

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ちいさな一粒に栄養素たっぷり!きんかんパワーで風邪予防

小さな黄色い実をつける’きんかん’は中国原産のミカン科キンカン属の果物で、冬の季節が旬になります。酸味の強い果実に反して果皮が甘く、丸ごと食べるのが一般的です。昔から薬用として使われてきた経緯があるため、現在でも風邪やのどが痛いときなどに食べられています。風邪の予防のみならず、生活習慣病予防や美肌効果にも期待できる、ビタミンやミネラルを豊富に含んだ果物です。

ビタミンC:美肌効果、抗酸化作用

肌の張りを保ち、シミや小ジワを防ぐ美肌づくりの代表的な栄養素であるビタミンCは、強い抗酸化作用のある抗酸化ビタミンです。皮膚や骨、血管を丈夫に保つ働きがあり、過酸化脂質の生成を抑制して動脈硬化や心筋梗塞など生活習慣病の予防に有効です。きんかんなどの果物や野菜に多く含まれる水や熱に弱い栄養素ですので生食がベストですが、加熱時間を短くしたり、煮汁ごと食べるなど調理法を工夫するとよいでしょう。

ビタミンA:免疫機能の維持、生活習慣病予防

すぐれた抗酸化パワーを持つビタミンAは、皮膚や粘膜を正常に保ち、免疫力を高め、体内で発生する活性酸素からカラダを守る作用がありますので、カラダの酸化や動脈硬化などの生活習慣病を防ぐ効果が期待できます。魚介やレバー、緑黄色野菜やきんかんなどの果物に多く含まれるビタミンAは、不足すると夜盲症や感染症にかかりやすくなり、皮膚が乾燥して爪がもろくなるなどの症状が現れます。

カリウム:高血圧予防、むくみ防止

細胞内ではカリウムとナトリウムの比率が常に一定に保たれています。きんかんにも含まれるカリウムは、余分なナトリウムを細胞の外に出して尿への排泄を促し、血圧を下げる作用がありますので、高血圧の予防や手足のむくみ解消に有効です。飲酒や夏場の大量の汗でカリウムが排出され不足してしまうと高血圧を引き起こしやすくなり、筋肉の働きも低下してしまうため筋肉けいれんを起こす原因にもなります。

ヘスペリジン(ビタミンP):血中コレステロール改善、血管強化

きんかんの果皮に多く含まれるヘスペリジン(ビタミンP)は、壊れやすいビタミンCをサポートし、毛細血管を丈夫にして血流を改善する働きがあり、高血圧や脳出血予防の栄養素として有効です。また、動脈硬化や心筋梗塞などの原因になる悪玉コレステロール値を低下させますので、生活習慣病の改善にも期待できます。

カルシウム:骨粗しょう症予防、精神鎮静作用

健康に欠くことのできないミネラルのひとつであるカルシウムは、骨を形成するために必要な栄養素で、果物の中ではきんかんに豊富に含まれています。骨や歯を丈夫にするだけでなく、神経の伝達機能や精神鎮静作用、ホルモンの分泌をスムーズにし、筋肉の働きをよくする作用があります。不足してくると骨密度が低下して骨折や骨粗しょう症を起こしやすくなります。

きんかんを使った主な料理

きんかんは昔からのどの痛みや咳などの風邪に効果がある民間薬として用いられてきました。果皮に栄養がありますので、そのままかじるか、スライスしてサラダに入れて爽やかな酸味と甘みを楽しみましょう。果皮ごと甘露煮や砂糖漬け、ジャムなどに加工して食べるのも定番ですが、ケーキやドライフルーツ、キンカンピールやピクルスなどもおすすめです。

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