特殊オイル成分「ジアシルグリセロール」で中性脂肪を減らし健康な体づくり

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「ジアシルグリセロール」は動物性油、植物性油のほとんどに数パーセント含まれている成分です。最近研究が進み、脂肪を体内に貯めない作用があることがわかって来ました。

「ジアシルグリセロール」とは

油の主成分は「トリアシルグリセロール」といい、グリセリンと3本の脂肪酸が結合しています。それに対しジアシルグリセロールはグリセリンと2本の脂肪酸が結合しているもので、ほとんどの食用油に存在しています。特に多いのが綿実油で約9.5%、パーム油が5.8%、オリーブ油は5.5%と比較的多く含まれています。逆にラードは1.3%、ナタネ油(キャノーラ油)は0.8%しか含まれていません。

この成分を発見したのは花王株式会社です。ある成分の製造過程で出る副産物であるジアシルグリセロールを研究したところ、血中中性脂肪の上昇を抑え、体脂肪の蓄積も抑えるということが発見されたのです。

「ジアシルグリセロール」の効能・効果

中性脂肪の蓄積を防ぐ

食事によって体内に取り込まれた油は、小腸で消化分解されてから吸収されます。その後「トリアシルグリセロール」に再合成されます。その後リンパ管から血中に入り、筋肉や脂肪組織に取り込まれます。これらを中性脂肪と言います。そのため、油を使った料理をすると、必ず血中の中性脂肪は上昇します。

これは一時的な現象のはずなのですが、最近血中の中性脂肪がいつまでも下降しない症状を発症する人が多くなっています。原因の一つは活性酸素と考えられており、これにより動脈硬化が発症したり悪化することが明らかになっています。ジアシルグリセロールには食後の血中中性脂肪の上昇を抑える働きがあります。臨床試験によっても、中性脂肪の上昇が抑制されることが確認されています。

体脂肪の蓄積を防ぐ

ジアシルグリセロールは体内に採り込まれて再合成されたあとに、脂肪として身体に吸収されにくい成分です。そのためこの成分が含まれていない食用油を摂取した場合と比べて、身体への脂肪の蓄積量を減らす効果があります。またそれらの効果によって、エネルギーの代謝を効率的におこなえるようになるため、脂肪のつきにくい体になることができます。

血圧低下作用

ジアシルグリセロールはプロスタグランジンの原料です。プロスタグランジンには血管拡張作用があることから、血圧低下作用が認められています。

「ジアシルグリセロール」を効率的に摂るには

市販されている油の中で最もジアシルグリセロール含有量が多いのは綿実油です。コットンの原料となるワタという植物の実を搾ったもので、日本でも販売されています。他にはオリーブオイルも比較的ジアシルグリセロールが多い油です。

こういった油は一般的ではないため、決してお安くはありません。ですが健康のことを考えた場合、1日大さじ2使用するとしても10g程度ですから、50円も行かないはずです。普段の油の半分を綿実油やオリーブオイルに変えるところから始めてはいかがでしょうか。

なお、ジアシルグリセロールはプロスタグランジンの原料になりますが、これは子宮収縮を促し、経血を体外に排出する作用と共に痛みを感じさせやすくしたり、炎症を引き起こす作用があります。そのため、生理中や妊娠中は控えるようにしましょう。

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