いくらを美味しく食べて、貧血と憂うつ予防!

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いくらに豊富なのは、妊娠適齢期の女性が摂りたい栄養素

言うまでもなく、日本語でいくらは鮭の卵ですが、「イクラ」という語はロシアから明治時代頃に輸入されたようです。日本でも比較的古くから食べられ、お寿司の具として思い浮かべる方も多いかもしれませんが、江戸時代などの記録ではむしろ乾物として扱われており、生の粒で食べられて来たか正確には判りません。この食材は、貧血や憂うつな気分を和らげ、また葉酸が多いので、妊婦さんや胎児の健康には大変役立つと考えられます。

アスタキサンチン:抗酸化作用、自律神経を調節

アスタキサンチンは鮭のピンク色をつくる赤い色素で、鮭が産卵準備に入ると、この色素は卵に移動します。ですから、いくらはアスタキサンチンによって、真っ赤な色をしているのです。抗酸化作用があるほか、自律神経の不調によいこともわかっており、生活の不規則な方や、女性独特のものですが、ホルモンバランスによる感情的また精神的疲労にも、効果が期待できることでしょう。

葉酸:胎児の健全な発育

葉酸は熱に弱く、葉酸を豊富に含む野菜などでも、加熱すれば失われてしまうことがあります。その点、いくらはお料理のうえでも生で食べることが容易で、葉酸をたくさん摂りやすい食品のひとつといえます。葉酸はDNAをつくるサポートをしますから、欠乏すると胎児の発達に悪影響が出るとされます。普段は足りていても、妊娠時には2倍近くも必要とも言われますから、積極的に摂るように心掛けましょう。

銅:赤血球をつくる鉄を運搬

いくらにも含まれる銅は、「血のミネラル」とも言われるほど、人間の血液にとって大切なミネラルです。血によいミネラルというと鉄を思い浮かべがちですが、赤血球をつくる鉄は銅によって運ばれるので、銅は、人体にとりわけ不可欠なミネラルなのです。銅はストレスで体外に排出されすぎることがあるので、ストレスが多いときや、胎児の分の栄養も摂る必要のある妊婦さんなどは、とくにこまめに補給したい成分です。

DHA:憂うつさを和らげるなど、感情面での健康に寄与

DHAは摂ると頭の回転が良くなるだけではなく、研究によると、感情面でもさまざまな益があるようです。暴力的な傾向ないし敵意は、とくに魚介類をあまり食べない人に多いことが、統計によって明らかにされています。憂うつさを和らげることもわかっており、いくらは成長期や妊娠期など感情面での大きな変化を経験するときにも、食べるとよい食材です。

ビタミンB12:精神を安定させ、赤血球の生成を助ける

ビタミンB12は葉酸の働きのひとつである赤血球の生成を助けます。ですから葉酸とビタミンB12を併せて摂ることが大切ですが、いくらを食べることによって、そのどちらも豊富に摂り入れることができます。ビタミンB12はまた、神経の代謝を促し、精神を安定させる効果があります。植物性食品にはこのビタミンはあまり含まれていませんから、魚卵に含まれていることを覚えておけば、きっと健康管理の助けになるでしょう。

いくらを使った主な料理

いくら丼、サラダ、お寿司、クラッカーにトッピングしたり、スパゲティーにのせるなど。基本的には加熱せずに、生のまま食べることが多いようです。そのほうが栄養的にも良いのですが、あまりにも多く手に入った場合には、好みが分かれるかもしれませんが、お味噌汁など、スープに入れて食べる方もたまにおられるようです。いろいろと工夫してみても楽しいですね。

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