スパイスの王様「シナモン」で毛細血管を健康にして、アンチエイジングしよう

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「シナモン」は日本では「肉桂」「ニッキ」と呼ばれ、古くから親しまれて来たハーブです。スティックが添えられたコーヒー、とてもおしゃれですよね。京都の名産品「八つ橋」の独特な香りと味の素にもなっています。甘みとほのかな辛味が子供にも大人にも愛されるシナモン、実は体にとっても良いんです。

「シナモン」とは

シナモンは中国南部からベトナムが原産とされる、クスノキ科の常緑樹です。紀元前4000年頃には既にエジプトで防腐剤として使われており、旧約聖書にも載っているほど古く、伝統のあるハーブです。多くの種類があり、セイロンシナモン、シナニッケイ、ニッケイなどが良く使われます。

通常使用するのは樹皮。幹や枝の樹皮を薄く剥ぎ、コルク層を取り除いて乾燥させたものです。日本では主にお菓子や飲み物の香りづけに使われますが、南アジアや中東では料理にもふんだんに使用します。インドの複合調味料ガラムマサラにも欠かせません。

漢方で使用されるものは桂皮(けいひ)と呼ばれ、シナニッケイやニッケイを使用します。体温を上げ発汗させる作用や健胃作用が知られています。日本でおなじみの「仁丹」の主要成分でもあります。カルシウム、鉄分、マンガンなどのミネラルが豊富で、抗酸化作用、骨の形成、貧血などに良いとされています。

シナモンの効能・効果

毛細血管を健康にする

シナモンは毛細血管に直接働きかけ、Tie2(タイツー)と呼ばれる血管のタンパク質受容体を活性化させることができます。Tie2は血管やリンパ管の老化を防ぎ、健康やアンチエイジングに高い効果を発揮するとされ、今注目の成分です。

毛細血管が丈夫になると血行が良くなりますから、全身の細胞の新陳代謝が良くなり、免疫力がアップします。それによって高血圧の改善、中性脂肪やコレステロール値を下げる、血糖値を下げるなど多岐に渡る効果があるとされています。

胃腸を健康にする

シナモンには腹痛、下痢などの胃腸の不調に効果があります。また桂皮に含まれる有効成分アルデヒドには消化促進作用があり、胃の働きを高め胃液の分泌を促進させることで消化を助けてくれます。

むくみの改善

シナモンの中でも特にシナニッケイやニッケイには毛細血管に働きかけ体温を上げる作用があるため、発汗作用で水分の代謝を促進させます。その他、シナモンにはシワ・シミ・たるみの予防改善、脂肪細胞を小さくする作用によるダイエット効果、殺菌・解熱作用による風邪の治療効果などが知られています。すべて毛細血管に直接働きかけるという作用から来ているので、特に血管が老化して来た中高年に効果が顕著であると言われています。

シナモンを効果的に摂るには

シナモンはスティックや粉末が手軽に手に入ります。紅茶やコーヒーに添えるだけで体が温まります。お菓子作りが得意な方はクッキーやケーキに入れて、複雑な味わいを楽しみましょう。

なお、シナモンは過剰摂取による副作用があります。成分のクマリンは抗酸化物質のポリフェノールの一種ですが、肝毒性があります。特にシナニッケイやニッケイに多く含まれており、セイロンシナモンの40倍~400倍含有しています。ですから、サプリメントで摂る場合にはシナモンの品種を必ず確認しましょう。

また、成分のシンナムアルデヒドは子宮出血や流産の危険性を高める、とドイツのリスクアセスメント研究所が発表しています。どんなにシナモンが好きでも、妊娠中はぐっとガマンして下さいね。

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