「シリマリン」はすべての肝臓障害に効果あり!?ドイツで認められているその効能

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「シリマリン」はミルクシスルというキク科の植物の成分です。欧米では肝臓に良いことが古くから知られており、サプリメントも出ています。実は日本にも生えていて、二日酔い対策のサプリメントなどに含まれています。

「シリマリン」とは

ミルクシスルは葉にミルクがこぼれたようなまだら模様があるところから名づけられたもので、地中海沿岸、ヨーロッパ、北アフリカ、アジアに分布している草丈約1mの2年草で、夏にローズ色の花を咲かせます。2000年以上前から肝臓のためのハーブとして利用されて来て、そのまま食材としても使用されています。マリアアザミ、オオアザミ、オオヒレアザミという別名があります。

シリマリンはミルクシスルの種子に含まれている、シリビニン、イソシリビニン、シリクリスチン、シリジアニンという4種類のフラボノイドの混合物です。他にリノール酸、オレイン酸、ミリスチン酸などを含んでいます。

シリマリンの効能・効果

肝機能を高める効果

シリマリンの抗酸化作用や解毒作用により、肝細胞に障害を及ぼす毒素を排除したり、溜まっている毒素を排泄する働きがあります。そのため肝機能を高め胆汁の分泌が増えるので、慢性肝炎、肝硬変、肝脂肪など肝臓病の各症状や二日酔いに効果があると言われています。

さらにシリマリンには肝臓のたんぱく質を合成する作用があるため、肝臓の細胞が修復されるのを促進してくれます。ドイツにおいてミルクシスルは肝機能障害に効果のあるハーブと認められており、医薬品になっています。

抗酸化作用

シリマリンはフラボノイドの複合体であり、強力な抗酸化作用があります。活性酸素の働きを抑制するので、生活習慣病の予防や改善にも効果があると考えられています。また、粘膜を保護するので特に唇や口内の荒れにもよく効きます。

肌の調子を整える作用

シリマリンの一つシリビニンにはコラーゲンを増やす作用があると言われています。そのため、シワやたるみに効果があります。

抗がん剤の副作用の軽減

抗がん剤は肝臓にダメージを与えます。シリマリンは肝細胞の再生を促進する作用があり、血液浄化や解毒を早めてくれます。抗がん剤を使用すると、死滅したがん細胞や老廃物が体内に蓄積します。これらを排出し、抗がん剤の毒素を排出してくれるのです。

糖尿病の改善

インスリン抵抗性を低下させることで血糖を下げ、腎臓障害や網膜症などの糖尿病の合併症を予防することがわかっています。また、臨床試験においてシリマリンを摂取した糖尿病患者の空腹時血糖が下がるという結果が出ています。

シリマリンを効果的に摂るには

ミルクシスルのハーブティーやサプリメントが市販されていますので、それを摂るのが一番手軽でしょう。一般的に肝臓に良いと言われているウコン(クルクミン)は、胆汁の分泌を促進する機能はありますが、シリマリンの持つ肝細胞の再生作用はありません。ですから、肝臓を健康にしたい場合はシリマリンのほうが良いでしょう。

なお、副作用として吐き気や腹痛、下痢を起こす人がまれにいます。キク科の植物にアレルギーのある人は避けて下さい。また、ミルクシスルにはエストロゲン様作用があると言われているため、女性ホルモン系のがん患者は避けた方が良いでしょう。妊婦や授乳中の人も、現在のところ安全性が確認できていません。

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