国産と外国産のにんにくはなぜあんなに値段が違う?

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スーパーや八百屋でにんにくを買おうとすると…

仏教で食することを禁じられた時代があったせいか、伝統的な和食にはあまりにんにくは使われません。でも、一度あの味と香りを覚えてしまうと、時々無性に食べたくなりますね。しかも栄養価が非常に高いとあってはなおさらです。しかし、にんにくを買いに行って、国産にんにくと外国産にんにくとの価格の差に驚く方は多いでしょう。

国産は外国産のものよりも3?5倍も値段が高くなっています。これはいったいなぜなのでしょうか。値段が違うということは、品質にも違いがあるのでしょうか。

中国のにんにくが世界の台所を支配する

外国産にんにくはほとんどが中国産です。中国はにんにくの栽培が盛んで、世界中のにんにくの約8割が中国で生産されています。中国の最大にんにく産地は山東省済寧市で、多くはここから輸入されています。スーパーのにんにく売り場には、国産のにんにくと中国産のにんにくの二種類が置かれていることがほとんどです。

中国産は3個?5個で1つのネットに入っていることが多いですが、国産は1個ずつで売られています。たくさん入っていて安い中国産を思わず選んでしまう方は多いでしょう。

日本のにんにくと中国のにんにくの違い

日本でにんにくの栽培が盛んな地域は青森県や岩手県のように東北地方と、九州地方とがあります。東北地方では福地早生という品種が、九州地方では壱州早生や上海早生などの品種があります。壱州早生は在来種の改良系で、上海早生は名前の通り中国が原産です。東北地方で栽培されているにんにくは粒が大きくて色が白く、柔らかさが特徴です。中国産のにんにくと比較してみると、粒の大きさはだいぶ違い、小ぶりなのが中国産です。

また、中の密度もだいぶ違うようです。国産はぎっしり詰まっている感じがあり、みずみずしい感じです。すりおろすと国産のほうは一見水っぽく見えるほど水分が多いです。

なぜここまで値段が違うの?

にんにくに限りませんが、日本で売られている野菜の多くが外国産のほうが安くなっていますね。その理由の最も大きなものは人件費の違いでしょう。中国で比較すると、中国国家統計局の発表によると、2013年の農村住民の平均純収入は1ヶ月741元(約12,400円)となっており、日本とは比較にならないほど人件費が安いことがわかります。当然輸送費も安くなりますから、日本の野菜よりはるかに低価格に抑えられるのです。

もちろん、それだけではありません。日本では品質管理を徹底しています。特にブランドにんにくは厳しい水準を自らに課し、数年かけて土作りをし、植え付けから収穫まで手作業で行なったり、気候の変化に機敏に対応したりと、特に冬は過酷な自然と対峙しなければなりません。収穫も成長が進み過ぎないよう細心の注意を払って行なっています。国産にんにくは生産者のこだわりがたくさん詰まっていて、安全・安心なにんにくを日本人に食べてほしいとの思いで作っているのです。

にんにくに自信があるから堂々と紹介できる!

にんにくを使ったサプリメントなども、国産を使っているにんにくの多くは産地や生産者がはっきり記載されていたり、徹底した品質管理や製造方法を細かに紹介しています。もし安全性に自信がなければ、公式サイトなどで堂々と紹介することはできないでしょう。

また、外国産を使用している場合でも、日本農林規格の有機栽培認定を受けた専用農場で栽培したり、輸送段階でも最終到着地まで開封しない、輸出の際には他の産地のものと混載しないなどといったJASの規定に適った輸送が行なわれています。

高品質なにんにくで最大限の効果を

外国産のにんにくが良くないということではありません。価格が安い分、色々なお料理に使えて用途が広がります。しかし、にんにくを頻繁に口にする方であればなおのこと、品質にはきちんと目を向けて、高品質のにんにくを選びたいですね。

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