咳止めに利用される成分は、中国古来の漢方薬『エフェドラ』だった!

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中国では古くから漢方薬として用いられてきた『エフェドラ』は、麻黄(マオウ)と呼ばれる植物の地上茎を乾燥させつくられたもの。中国の乾燥地帯などに多く自生し、日本で育つことはありません。この中に含まれている成分“エフェドリン”には、気管支を広げる役割があり、他の生薬と併せて摂取することで、解熱や鎮静、発汗作用などが期待できます。

気管支を広げ、呼吸をラクに!

主に咳止めとして利用されることの多いエフェドラ。咳がひどい時に服用すれば、気管支筋の緊張を和らげるので、咳を鎮め、痰の排出を促してくれます。気管支拡張薬としてはもちろん、効き目が優しい“メチルエフェドリン塩酸塩”として、ほとんどの風邪薬に利用されているほど、その効果は抜群なのです。

飲むだけで高い脂肪燃焼効果!

さらにエフェドラに期待されているのが、ダイエットには欠かせない食欲抑制効果や脂肪燃焼効果です。飲めば血管が広がり、血流はアップ。代謝アップの時間が継続し、脂肪はメラメラと燃焼。みるみる痩せていくそう。ただし、エフェドリンの効果は、血圧を急上昇させ心臓に大きな負担をかけるので、高血圧の方や心臓に持病がある方は、使用することができません。

日本では医薬品として普及

強い効き目がある反面、エフェドラは大量に摂取すると大きな副作用が現れます。それゆえ、現在では医薬品に使われるのは、効果が穏やかな“メチルエフェドリン”のみ、というほど使用が制限されているのです。日本では薬並みの扱いですから、当然ハーブティーとして気軽に使用することもできません。

もちろん、サプリでの使用は厳禁。たとえ、サプリを手に入れる機会があっても、自己判断だけで摂取しないようにしましょうね。

漢方薬局でブレンド茶を処方してもらおう

食材やサプリとして手に入れることができないエフェドラですが、処方に基づいた漢方薬“麻黄(まおう)”としてなら購入することができます。その場合でも、葛根やショウガ、芍薬(しゃくやく)、甘草(かんぞう)、桂枝(けいし)、などといった同量の漢方薬をブレンドして煎じて飲むことが絶対条件です。

目安はおよそ2gずつ。熱っぽい風邪の症状には、特によく効きます。ただし、薬事法違反の恐れもあるので、自宅での利用目的以外には購入することができません。

1日20gの摂取が限界

血流を促進し、代謝をアップさせるエフェドラですが、その効果の高さから体への負担も大きく、1日20g以上を使用することはできません。かつては、ダイエットや筋肉増強剤として、もてはやされた時期もありますが、副作用も強く、今では医師の処方により、かろうじてマイルドなエフェドリンが利用できるだけ。もし、摂取する場合には、水分を大量に摂取するように気をつけましょう。

エフェドラの効果を実感したいなら漢方薬局に相談を!

悪寒を感じるような風邪のひき始めや、風邪による関節痛の痛みなどによく効くエフェドラ。咳止めや気管支拡張剤の成分として使われるほど、高い効果が期待できます。ただし現在の西洋医学では、医師の処方に基づき、かろうじてマイルドなエフェドリンが利用できるだけ。

一方で漢方薬としてなら、他の成分とブレンドすることで、ほんの少量なら摂取することができます。しかし高血圧の方や心臓に疾患を抱える方には、大きな健康被害の恐れもあるので、摂取しない方が良さそうです。

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