「ドコサジエン酸」は有効成分多めな多価不飽和脂肪酸

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「ドコサジエン酸」は多価不飽和脂肪酸の一種です。代表的な多価不飽和脂肪酸にはα-リノレン酸やエイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)、リノール酸、α-リノレン酸などがあり、体内では合成できない必須脂肪酸です。

「多価不飽和脂肪酸」とは

脂肪酸は二重結合の数によって分類されています。二重結合がない飽和脂肪酸、二重結合が1つの一価不飽和脂肪酸、2つ以上の多価不飽和脂肪酸に分かれます。この多価不飽和脂肪酸は二重結合の位置によって更にω-3系、ω-6系、ω-9系などに分類されています。これらはすべて違う働きをしており、どれも体の維持に必要な成分です。

多価不飽和脂肪酸は、魚や植物油に多く含まれる成分です。二重結合をいくつか持つため酸化しやすいという特徴があります。ω-3系脂肪酸はα-リノレン酸やエイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)があり、生活習慣病の予防に効果があるとされています。血中の中性脂肪やコレステロール値を下げたり血液をサラサラにする作用があるためです。

ω-6系脂肪酸は日本人の場合、主に大豆油、コーン油、サフラワー油などから摂取していて、必須脂肪酸であるリノール酸もこの一つです。ドコサジエン酸も多価不飽和脂肪酸の一種で、2つの脂肪酸、22の炭素からできています。抗炎症作用があり、細胞や組織の炎症を鎮静する効果があるといわれています。また、神経突起の促進剤として脳機能を改善する働きもあると期待されています。

「ドコサジエン酸」の効能・効果

他の成分の効果を高める

他の有効成分の薬効を高め、吸収性をアップさせることで知られています。具体的にはコラーゲンの生成、しわの改善、毛髪成長期促進などの働きをアップすると言われています。代謝機能や内臓機能の向上が見られることも明らかになっています。

エステル化に最適

化学物質を合成したり、配合したりするときにエステル化というアルコールを使用した手法を用いるのですが、ドコサジエン酸はその際のオイルや触媒としても最適なため、コスメや薬剤の製造によく用いられています。育毛剤や養毛剤だけでなく、アルコールを製造する際にも用いられており、安全性の高い、栄養価の高いオイルであることがわかります。

ドコサジエン酸を効率的に摂る方法

ドコサジエン酸はにんじんにも多く含まれています。そのため、普段の料理で使用すればカロテンなど有効成分も同時に摂れるので、大変効率が良いでしょう。また、にんにくにも含まれているので、少量使えば味や香りのアクセントになります。ごま油ににんにくのスライスを何枚か入れておけば、ドコサジエン酸がごま油に溶け出すので少量でも多くの有効成分を摂ることができるでしょう。

ドコサジエン酸は1日の必要摂取量は7ミリグラム程度といわれています。ω-3と同類のオイルですので頭のよくなるオイルとも言われており、積極的に摂取するのがおすすめです。魚を食べることでドコサヘキサエン酸やエイコサペンタエン酸も同時に摂取できるので、缶詰などもうまく利用して、日々の食生活にうまく取り入れましょう。

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