ドコサヘキサエン酸(DHA)で記憶力や学習能力をアップしよう!

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ドコサヘキサエン酸(DHA)とEPA(エイコサペンタエン酸)といえば、今は健康食品のコーナーに必ずある成分です。これらは1989年にイギリスの研究者が、日本の子供たちの知能指数の高さの理由を魚を食べる習慣に求めたことが発端となっています。とすれば、最近の日本の子供の魚離れはゆゆしき問題ですね。ご家庭でもっとたくさん摂っていただけるよう、このドコサヘキサエン酸の脳に対する働きについてまとめました。

「ドコサヘキサエン酸(DHA)」とは

ドコサヘキサエン酸(DHA)は青魚に含まれている多価不飽和脂肪酸で、体内からも作ることができます。脳や神経組織の機能を促進する作用があると言われ、記憶力や学習能力の向上に必要な成分とされています。

ドコサヘキサエン酸は、グリーンランドに住むイヌイットたちが、動脈硬化や脳梗塞などの生活習慣病が少ないことから研究が始まりました。通常、これらの症状や病気は野菜を摂らないことによるとされていますが、グリーンランドは極寒の地で野菜の栽培が出来ません。そのため、彼らが常食としていたアザラシの肉やクジラに秘訣があるのでは、ということで注目されたのです。

その結果、アザラシやクジラにはDHAやEPAといった多価不飽和脂肪酸が多く含まれていることがわかり、これらの成分が生活習慣病に非常に効果があるとされるようになりました。動物の脂は常温でも固まってしまうものが多いですが、魚の脂は低温でも固まりません。マイナス40℃でも液体のままであることから、この柔軟性が細胞膜を柔かくする働きがあるのではないか、と研究が進められています。

ドコサヘキサエン酸(DHA)の脳に対する効能

記憶力・判断力の向上

ドコサヘキサエン酸(DHA)は脳を構成する約140億個もの細胞の膜を作る成分の一つで、特に海馬と呼ばれる記憶力や学習能力に関わる部分に多く存在しています。ドコサヘキサエン酸(DHA)には脳の細胞を活性化させる働きがあるので、海馬に含まれる量によって頭の良し悪しが決まるのではないかと考えられています。

また、神経細胞の発育を活性化させる働きもあるとされています。未熟児をドコサヘキサエン酸を含まない粉ミルクで育てた場合と含む母乳で育てた場合に、母乳で育てた子供のほうが知能指数が高いという結果も出ています。そこから、特に子供の脳の発育のためにドコサヘキサエン酸が大変重要な働きをしていることがわかります。成長後でも与え続けると学習能力や集中力、記憶力が高まると言われ、一生摂取すべき栄養素だとされています。

アルツハイマー型認知症の予防・改善

アルツハイマー型認知症患者に6ヶ月間ドコサヘキサエン酸を内服させたところ、計算力や判断力がアップしたという報告が上がっています。アルツハイマーというのは何らかの理由によって脳神経細胞が死んでしまうことが原因ですが、脳神経細胞が死ぬ前に修復したり、残っている細胞をサポートすると考えられています。

ドコサヘキサエン酸(DHA)を効率的に摂るには

ドコサヘキサエン酸は魚の脂に含まれているため、多く摂取しようとすれば脂がのったこってり系の魚が良いとされています。イワシ、さばなどの青魚に多く、特に魚の目の裏にあるゼリー状の部分に最も多く含まれています。

手軽に摂るには、サバ缶がおすすめ。身にはもちろん缶汁にもたっぷり含まれているので、無駄なく利用しましょう。サバ缶1缶で家族4人分のドコサヘキサエン酸が含まれています。サバ水煮缶なら1缶(190g)で約360kcal、サバの味噌煮缶1缶(200g)で434kcal。これを4人で分ければ約100kcalと決して高くありませんので、サラダに混ぜたりほぐしてひき肉と混ぜてハンバーグにするなど、色々工夫しましょう。DHAサプリメントはこちら。

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