「ダンデライオン」の高い利尿効果と、母乳に良い作用をおよぼすタンポポパワー

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「ダンデライオン(dandelion)」とはタンポポのこと。フランス語で「ライオンの歯」という意味で、葉がライオンの歯を想像させるところからそう呼ばれているのだとか。タンポポは日本でもタンポポ茶やタンポポコーヒーとして販売されていますから、飲んだことのある人もいるのではなないでしょうか。今回は、このダンデライオン(タンポポ)についてまとめました。

「ダンデライオン」とは

ダンデライオン(セイヨウタンポポ)はキク科に属し、原産地ははっきりわかっていませんがユーラシア大陸全般に自然分布し、古くからヨーロッパや中東では葉を食用にしてきました。日本では江戸時代には文献にあり、その後在来種のほか海外から持ち込まれた外来種(セイヨウタンポポ)も多くなりました。セイヨウタンポポは花が外側に反り返るという特徴があり、在来種より大きく咲く時期も長いのですが、在来種も駆逐されることなく生えています。最近は交雑種も多く見られます。

昔から薬草として利用されており、根、花、葉まで丸ごと使えます。根にはすぐれた利尿効果があります。脂肪の代謝と消化器系の働きを促進してくれます。根を炒ったものがタンポポコーヒーやタンポポ茶として利用され、ノンカフェインでほんのり苦みのあるまろやかな味わいです。中国では蒲公英(ほこうえい)という生薬としても使われています。

成分は、花にはカルテノイドの一種であり、目に良い成分として知られているルテインが含まれています。葉にはビタミンA、B群、C、D、カリウムが豊富にあります。更に根には強肝作用で知られるフィトステロールやイヌリンが含まれています。

ダンデライオン(タンポポ)の効能・効果

利尿効果

タンポポの葉や根にはカリウムが多く、強い利尿効果があることが知られています。そのため不要な水分や老廃物を排出するので、むくみの改善に効果的です。さらにカリウムには心臓や筋肉の機能を調整する働きもあるため、むくみがちな筋肉に働きかけることでより老廃物を排泄しやすくしてくれます。

母乳の出をよくする効果

タンポポの根の苦み成分には性ホルモンのバランスを整える作用があり、母乳の出を良くしたり質を高める効果があることが知られています。有効成分が代謝の働きを良くし、また血液浄化作用があることから母乳の質も良くなるのではないかと考えられています。

健胃・健肝作用

葉や根に含まれるフィトステロールには消化管と肝臓を活性化させる強力な作用が認められています。そのため、胃もたれや食欲不振、消化不良などの症状に大変良く効くと言われています。また胆汁の分泌を促進する働きがあるので、肝臓病全般にも効果があると考えられています。

冷え性・便秘の改善

毛細血管の血液循環を促進させる働きがあり、血行がよくなり冷え性の改善につながります。また、穏やかな解毒作用もあるため、老輩物や汚染物質を体外に排出するサポートをしてくれます。

リラックス効果

タンポポの根には、穏やかな弛緩作用があり、さらにカフェインが含まれていないため、リラックス効果があるとされています。

ダンデライオンを効率的に摂るには

道端に生えているタンポポを抜いて根を乾燥させれば良いのですが、天日で干すなど時間がかかります。現在は色々と飲み物に利用できる形になっているものが市販されているので、それを利用するのが簡単です。ただ、若干の苦みがあるので、ハーブティーとして飲む時にははちみつや豆乳などと合わせると飲みやすくなります。また、利尿効果が高いため、あまり摂り過ぎるとめまいや貧血を起こしたり肌荒れにもつながりますので、1日1~2杯に留めましょう。

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