「チェストツリー」は女性特有の症状に効果あり!お肌のトラブルにも

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元気な女性_re

「チェストツリー(chastetree)」は西洋ニンジンボクとも呼ばれる、地中海やアジアに自生しているクマツヅラ科の植物です。夏に薄紫の花をつけた後の実は「チェストベリー」と呼ばれています。その歴史は古く、ヨーロッパでは紀元前400年頃から薬用植物として利用されています。現在ではドイツで医薬品として認可されるほど効果が科学的に立証されており、女性特有のトラブル全般に効果があるとして広く認知されています。

「チェストツリー」とは

チェストツリーにはホルモンと似た作用があります。チェストベリーのエキスを研究したところ、ホルモンの中枢である脳下垂体に直接働きかけ、女性ホルモンの「プロゲステロン」という黄体ホルモンの分泌を促進することがわかりました。プロゲステロンは排卵直後から卵巣で作られ、受精卵が着床しやすいように子宮内膜を柔かくしたり体温を上げたりする作用があります。そのため「妊娠を助けるホルモン」として有名です。

プロゲステロンが多くなる黄体期は月経前症候群(PMS)が出やすくなることから、エストロゲンとのバランスが取れないと不調が起こりやすくなることがわかっています。エストロゲンは生理周期の前半部を安定させ、プロゲステロンは後半部を安定させると言われていますが、このバランスが崩れると自律神経が安定せず、多くの不調が起こりやすくなるのです。

チェストツリーの効能・効果

月経前症候群(PMS)症状の緩和

チェストツリーにはホルモン分泌を司る視床下部に働きかけ、女性ホルモンの分泌を正常化する作用があります。ホルモンバランスの乱れによって引き起こされる生理時の不快な症状の緩和に効果が期待できます。月経前症候群の主な症状はむくみ、にきび、イライラ、落ち込みなど色々ですが、これらの症状はホルモンのバランスを整えることで安定します。また、チェストツリーには月経不順や生理痛などの症状にも効果があると言われています。

更年期障害の緩和

更年期障害は人により症状も強さもまちまちです。ほとんど全く感じない人もいれば、重くて寝込んでしまう人もいるのは、卵巣機能の低下とエストロゲン、プロゲステロンの分泌量の低下の速度にあると言われます。

卵巣機能の低下速度が速い人ほど女性ホルモンの量も一気に減るため、更年期障害が重くなるのです。しかも、更年期になるとエストロゲンが50%程度になるのに対し、プロゲステロンは1%にまで減ってしまうため、エストロゲン以上にプロゲステロンを補わなければいけません。チェストツリーにはプロゲステロンの分泌を促す作用があるため、更年期障害を軽減することがわかっています。

肌のトラブルの改善

ホルモンバランスの乱れは、生理前や生理時以外にも肌トラブルを引き起こしてしまうことがあります。女性ホルモンには肌の潤いを保ち、皮脂の分泌を促す働きがありますが、これが乱れると肌内部の水分が不足したり、皮脂の分泌が正常になされず保湿がうまく出来なくなってしまうことがあります。チェストツリーでホルモンバランスを整えることはこのような肌トラブルの改善にもつながります。

チェストツリーを効率的に摂る方法

チェストツリーはサプリメントとして錠剤やカプセル、チンキ剤などで販売されています。独特な苦みや匂いがあるので、こういったもので摂るのが手軽です。ハーブティーとして摂る時は、他のハーブとブレンドすると良いでしょう。

ただし、健康食品ですから即効性はありません。早い人で2ヶ月程度かかると言われていますので、気長に摂ることをおすすめします。なお、経口避妊薬(ピル)を使用している人や妊娠中・授乳中の人は体内のホルモンバランスが複雑に変化するため、摂取は避けて下さい。

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