δ(デルタ)トコフェロール」は美白とアンチエイジング、ストレス緩和にも効果あり

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「トコフェロール」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。ビタミンEのこととされていますが、実はトコフェロールには色々な種類があるのです。今回は、そのうちの「δ(デルタ)トコフェロール」について、詳しくご説明しましょう。

ビタミンEの成分

ビタミンEといえばアンチエイジングの代名詞です。そんなビタミンEは、「トコフェロール」と「トコトリエノール」に分けられます。更にこの2つが「α(アルファ)、β(ベータ)、γ(ガンマ)、δ(デルタ)」に分けられ、計8つの成分で成り立っています。そのうちの代表的なものが、α-トコフェロールで、通常「トコフェロール」と言えばこのことを指しています。

「δ-トコフェロール」とは

ビタミンEは強い抗酸化作用を持っていて、活性酸素を排除して老化や生活習慣病の予防効果に優れています。これを詳しく見てみると、対活性酸素ということでは、α-コレステロールが最も早く活性酸素を除去しますが、食品に添加した時に最も酸化時間を遅らせる作用があるのは、δ-トコフェロール、次がγ-トコフェロールだとされています。簡単に言うと、瞬発力があるのがα-、持続性があるのがδ-とγ-ということですね。
ですので、食品の酸化を遅らせるために添加されるビタミンEは、δ-トコフェロールとγ-トコフェロールの混合物であることが多いそうです。また、δ-トコフェロールは他のビタミンE成分に比べ、「グルタチオン」という成分を作る力が強いと言われています。このグルタチオンは体内の毒素を排出させる作用があり、シミが出来にくくなるなどの美白効果も認められています。

ビタミンEの効能

δ-コレステロールを含むビタミンEの効能を見て行きましょう。

アンチエイジング

ビタミンEは「若返りのビタミン」と呼ばれるほど、抗酸化作用が強力です。40歳以降になると急激に増える過酸化脂質は老化・がん・糖尿病・アルツハイマーなどの原因となりますが、それを除去してくれます。ビタミンEを多く摂取するほど老化の進行が遅い、という研究報告もあります。

生活習慣病の予防・改善

生活習慣病の中でも、動脈硬化は高血圧、心筋梗塞、脳梗塞など死に至る危険性の多い病気を引き起こす原因とされています。この動脈硬化の原因となる悪玉コレステロールの酸化を防ぐ力がビタミンEにはあるのです。

血行障害の改善

血行障害の主なものは肩こり、腰痛、冷え症、頭痛など。ビタミンEには毛細血管を広げ血流を改善する効果があるとされ、末梢血管の障害によって起こるこれらの症状を改善します。

美肌効果

の血行障害の改善により全身に血液が回るようになると、新陳代謝が活発になり、ハリ、ツヤに効果が期待できます。紫外線防止効果があるため、シミやそばかすにも良いとされています。

ホルモンバランスを整える

「トコフェロール」とは「子どもを産ませる」という意味です。ビタミンEの投与でPMS(月経前症候群)が改善されたり、精子数が増加したり、精力がアップするといった効果が報告されています。また、抗ストレスホルモンであるコルチゾールの生成にも関わっていて、ストレスに対する防御作用もあります。

ビタミンEを更に効果的に作用させるには

ビタミンACE(エース)と言って、ビタミンA・C・Eを一緒に摂ると更に抗酸化作用が高まります。ビタミンCはEの抗酸化作用を高め、AはCとEの働きを持続させる効果があり、EにはAの酸化を防ぐ作用があるのです。更に緑黄色野菜も一緒に摂ると、老化防止効果もアップしますよ。なお、ビタミンAとEは脂溶性で熱に強く、ビタミンCは水溶性で熱に弱い性質があります。加熱する料理でAとEを、サラダなど生野菜でCを摂ると良いでしょう。ちなみに、じゃがいもはビタミンCが多く、しかも茹でてもそれほど減らないというすぐれ食材です。皮つきのまま茹でればビタミンCは95%も残っていますから、有効に活用しましょう。

ビタミンEの多い食物

厚生労働省によると、ビタミンEの推奨摂取量は成人で6.5~7mg/日です。以下にビタミンEの多い食物を上げました。※数字は100g当たりのビタミンE含有量

  • 魚類(あんこうのきも(13.8㎎)、イクラ(9.1㎎)、あゆ(8.2㎎)、いわし(8.2㎎)、たらこ(8.1㎎)、うなぎ(4.9㎎)、など)
  • 油類(小麦胚芽油(240㎎)、ひまわり油(27.1㎎)、とうもろこし油(17.1㎎)、なたね油(15.2㎎)など)
  • ナッツ類(アーモンド(29.4㎎)、落花生(10.6㎎)など)
  • 野菜類(モロヘイヤ(6.5㎎)、大根の葉(4.9㎎)、かぼちゃ(4.7㎎)、赤ピーマン(4.3㎎)など)
  • その他(煎茶の茶葉(64.9㎎)、抹茶の粉(28.1㎎)、ピーナッツバター(4.8㎎)、オリーブのピクルス(5.5㎎)など)

ビタミンEの過剰摂取は危険

これまで、ビタミンEには副作用がないとされていましたが、最近の研究で過剰摂取は骨粗しょう症の危険性が高まることがわかりました。そのため、推奨摂取量を守り、むやみにサプリメントで大量摂取しないよう、気をつけましょう。

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