玄米や全粒粉に含まれる「パンガミン酸」、美肌と生活習慣病に効果あり!

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「パンガミン酸」という成分の名を知っている人は殆どいないでしょう。アンズの種子から抽出された成分なのですが、まだ全容がわかっていません。ただ、ビタミンEに似た働きをするため、抗酸化作用があることが分かって来ました。現在ではこの成分はエナジードリンク(「リゲイン」)などにも含まれていて、滋養強壮に役立つと言われています。この成分について、詳しく見て行きましょう。

「パンガミン酸」とは

1948年に発見されたビタミン様成分で、以前はビタミンB15とも呼ばれていました。ビタミンEと同様の抗酸化作用が認められ、肝臓の働きを正常にしたり、免疫力を高めたり、疲労回復に良いのではないかと考えられている成分です。パンガミン酸の活性成分であるジクロロ酢酸ジイソプロピルアミンは肝機能改善剤とされ、医療用医薬品に分類される有効成分です。

「パンガミン酸」の効能・効果

生活習慣病予防

元々体内で抗酸化物質は作られているのですが、40歳前後から一気に減ることがわかっています。すると活性酸素の攻撃を防ぐことができなくなり、細胞がダメージを受けて、内蔵にも負担がかかってしまいます。パンガミン酸には特に脂質系の活性酸素を除去する作用があり、動脈硬化の予防や改善に役立ちます。

血流改善効果

毛細血管を広げる作用があります。過酸化脂質を分解し血液をサラサラにしてくれるので末端にまで血液が運ばれやすくなり、手足の冷えや肩こり、腰痛などに効果があると言われています。

肝臓機能強化

パンガミン酸には肝臓のたんぱく質の生成を助ける作用があり、傷んだ肝臓を修復し、機能を改善します。それほど強い作用はありませんが、慢性の肝障害によく効くと言われます。

疲労回復効果

血流を改善するので、細胞の新陳代謝が活発になります。すると体内の不要物質を排泄する働きが正常になりますから、疲労回復に効果があります。

美肌効果

やはり血流改善効果のおかげで、お肌のハリやツヤが良くなります。シミやそばかすの原因となる紫外線の害からも守ってくれると言われています。

「パンガミン酸」の摂取方法

穀類の皮やかぼちゃの種、ごま、ビール酵母などに多く含まれています。玄米食や全粒粉のパンを摂るようにすると簡単です。あまり食べる習慣がない人は、ゴマを色々なものに振りかけるようにしましょう。

また、パンガミン酸はビタミンAやビタミンEと一緒に摂ると効率的に吸収されます。ビタミンAはレバーやうなぎ、にんじん、かぼちゃなどに、ビタミンEはサラダ油に含まれていますから、炒め料理にしてゴマを振りかけるというのも手軽です。アンズの種子と聞いて「杏仁豆腐」を思い浮かべた人もいると思いますが、残念ながら日本で市販されているもののほとんどは、アンズの種子の代わりにアーモンドエッセンスを使用しています。食べる前に材料を確認してみて下さいね。

なお、パンガミン酸の必要摂取量は特に決まりがなく、2mg~5mgとされています。ビタミンEを摂取していれば特に問題はありませんが、肝臓が気になる方はサプリメントなどで摂ってはいかがでしょうか。

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