「ニコチン酸アミドアデニンジヌクレオチド」で美肌や健康維持、二日酔い防止効果

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

57_発芽玄米_re

「ニコチン酸アミドアデニンジヌクレオチド」。何とも長い名前ですが、ビタミンB群の一つ、ナイアシン(ニコチン酸)が変化して出来る成分です。通常「ビタミンNAD」あるいは単に「NAD」と書かれます。さて、この長ったらしい名称のビタミン、実はアンチエイジングに最適な栄養素として注目されているのです。

「ニコチン酸アミドアデニンジヌクレオチド」とは

ニコチン酸と聞くとタバコを連想してしまいますが、実は単に化学構造が似ているところからつけられただけで、成分は全く違います。元の成分であるナイアシンはビタミンとしては3番目に見つけられた成分で、当初は「ビタミンB3」と呼ばれていたのですが、ビタミンBの種類が多いため名前で呼ばれるようになりました。

ナイアシンは糖質や脂質をエネルギーに変換する際に使われる要素です。ナイアシンが他の物質と結合すると「ニコチン酸アミドアデニンジヌクレオチド」となり、これが糖質・脂質・たんぱく質をエネルギーに変換するために必要な酵素の力を促進する「補酵素」となるのです。この補酵素は体内の酵素約400種類を助けている、非常に大切な成分です。この補酵素がないと、内蔵はもちろん細胞が正常に活動できなくなり、体温調節や運動といった人間の基本的な機能が低下してしまいます。

「ニコチン酸アミドアデニンジヌクレオチド」の効能・効果

血行促進作用

ニコチン酸アミドアデニンジヌクレオチドには、血行を良くする効果が含まれています。ナイアシンに毛細血管を広げる作用があるため、肩こりや冷えなどを改善します。また、血流がよくなると生活習慣病の予防にもなります。

動脈硬化の予防・改善

ニコチン酸アミドアデニンジヌクレオチドには、血中コレステロールや中性脂肪を減らす作用があります。大量投与することによって悪玉コレステロール値が低下し、しかも善玉コレステロール値は低下しないことがわかり、医療でも使われています。ただし、ナイアシンはインスリンの合成に関わっている成分のため、糖尿病患者に大量投与することは危険だという意見もあり、現在も研究が進められています。

美肌効果

ニコチン酸アミドアデニンジヌクレオチドが更に他の物質と結合すると、NADPという成分に変化します。このNADPがDNAやホルモンの生成に関わっているため、細胞の生まれ変わりを促進し、美肌効果も期待できます。

二日酔い防止

アルコールは肝臓に運ばれるとアセトアルデヒドに分解され、その後酵素によって分解・解毒されます。この時のアセトアルデヒド分解酵素がニコチン酸アミドアデニンジヌクレオチドを補酵素として使用するため、不足するとアセトアルデヒドが完全に分解されないため、二日酔いや頭痛などの症状が出てしまいます。

ニコチン酸アミドアデニンジヌクレオチドを効果的に摂るには

この成分はナイアシンが小腸から吸収されると変換されて出来るものです。ですからナイアシンの多い食品を摂れば良いということになります。ナイアシンはたらこ、まぐろ、かつお、いわし、レバー、鶏肉、干しシイタケ、切り干し大根などに多く含まれています。また玄米、スパゲティ、マカロニ、大麦などにも含まれていますので、無理なく摂れるでしょう。

1日の推奨摂取量は19歳~50歳の男性が19mg、女性は15mgとされていて、多くの食材に含まれている成分なので通常は特に気にする必要はありません。過剰に摂った分は尿として排出されます。ですが、二日酔いに悩まされている人はナイアシン不足です。サプリメントなどで補うようにしましょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加