「ポリデキストロース」は第三の食物繊維!手軽に摂って健康増進

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「ポリデキストロース」はトウモロコシ由来の人工食物繊維です。聞いたことはないかもしれませんが、実は大塚製薬の「ファイブミニ」やロッテの「キシリトールタブレット」などに含有されているんですよ。今回は、この「ポリデキストロース」についてです。

「ポリデキストロース」とは

トウモロコシにブドウ糖とソルビトール、クエン酸を加えた食物繊維です。元々アメリカの製薬会社が糖尿病予防や高脂血症患者の医療用に開発したもので、現在アメリカではドリンク剤や加工食品に多く使われています。似たようなものに「難消化性デキストリン」があります。こちらは小林製薬の「イージーファイバー」や大正製薬のLivitaなど、いわゆるトクホ製品に多く含まれています。不足しがちな食物繊維を補うことができます。元々の製法や目的は違いますが、どちらも現代の日本人に不足している食物繊維を補ってくれる成分なのです。

「ポリデキストロース」が生まれた理由

なぜ、食物繊維が食品に含まれているのに、このような製品が生まれたのでしょうか。それには摂取量の減少という理由があります。野菜・果物・全穀粒などに多く含まれているのですが、WHO推奨量約25g/日に対し、食事摂取基準(2010年版)によると、20〜59歳までの日本人男性平均が13.7g、女性が13.5g。20〜49歳までで見ると、男性は13.2g、女性は12.8gと更に低くなっています。そのため、手軽に食物繊維を摂れ、しかもカロリーは低く味覚や食感などに影響を与えないこういった商品が開発されたのです。

「ポリデキストロース」の効能

では、「ポリデキストロース」の効能を見て行きましょう。

腸内の善玉菌を増やす

腸内の悪玉菌を減らす作用があるので、結果的に善玉菌が多くなります。悪玉菌は免疫力の低下、生活習慣病発症、便秘、肌荒れ、気分の落ち込みを引き起こし、発がん性物質が増えることもわかっています。

血糖値の上昇を防ぐ

血糖値は炭水化物を摂取すると糖に変化し、上昇します。するとインスリンが分泌され、血糖値を下げようとします。血糖値が下がると空腹を覚えるため、また炭水化物を摂って…という悪循環が続くと、糖尿病を発症する危険性があります。ポリデキストロースは糖の消化を遅らせる作用があるため血糖値の上昇が穏やかになり、インスリンが過剰に分泌されることを防いでくれます。また、空腹を感じにくくします。

胆汁酸を排出させる

胆汁酸とはコレステロールを原料にして作られる成分で、食物脂肪を吸収しやすくする作用があります。ポリデキストロースはこの胆汁酸を吸着し、体外に排出してくれます。そのため血中コレステロールが減り、脂肪も排泄してくれます。

ポリデキストロースの特性

  • 低カロリー:1gで1kcalで、砂糖の4kcal/gの1/4です。
  • 味    :味の調整のためにブドウ糖などが添加されていますが、無味無臭です。
  • 安全性  :1983年、消費者庁によって「食品」として認められています。アメリカでは1981年にFDAで食品素材として認可を受けています。

1日にどれくらい摂ればいいの?

上記のように、日本人男女ともWHO推奨量より10g以上少ない摂取量です。そのため、最初は5g程度から始め、お腹の調子を見ながら増やしていくと良いでしょう。便秘気味だからといって一気に摂ると、下痢を起こす場合があります。

まとめ

もちろん、食物繊維は天然の食材から摂るのが一番ですが、毎日考えて料理をするのは大変です。こういった成分をうまく合わせ、手軽に生活習慣病予防やダイエットに役立てて下さいね。

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