「バレリアン」は夢見るハーブ!ぐっすり眠って毎朝すっきり

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「バレリアン」というハーブ名を知っている日本人はまだ少ないかもしれません。でもサプリ大国アメリカでは古くから「ValerianRoot」として愛用されている、有名な植物です。いつも緊張している現代人に、ほっと息抜きできるひとときを。そんなハーブです。

「バレリアン」とは

2000年前には既に精神安定に良いことが知られていた、オミナエシ科の植物で、日本ではセイヨウカノコソウ、又は吉草(きっそう)、纈草(けっそう)と呼ばれます。ヨーロッパ原産で、第一次世界大戦の際、イギリスでは兵士の恐怖心や精神緊張の治療に使われており、多くの国で医薬品として採用されているほど、効果の高いハーブです。

主に根と茎を使い、不眠症や精神不安の時に摂ります。鎮静作用とともに精神高揚作用もあるところから、「落ち込んでいる時に気分を引き上げることでリラックスし、眠りを誘う効果」と、「興奮を抑えて精神を落ち着かせ、眠くする効果」の両方の働きがあるようです。

バレリアンの有効成分と効能

バレリアンの茎や根にはテルペン類やアルカロイドが含まれています。

テルペン

テルペンは植物の精油部分に含まれ、リラックス作用や血圧・血流量を下げる働きがあります。森林浴などでリラックスするのは、このテルペンが木々の中に含まれているからだとされています。

アルカロイド

アルカロイドは神経に作用し、穏やかな気分や感情を生み出す成分で、血液の循環を整える働きもあります。ただし、アルカロイドはカフェインやニコチン、モルヒネなどにも含まれている成分ですので、濃縮された製品の大量摂取は避けるようにしなければなりません。

また、バレリアンにはアミノ酸のGABAの働きを高める作用があります。GABAは中枢神経に作用し、脳内のアドレナリンの分泌を制御することで興奮状態を鎮める成分です。この成分の働きを促進させることによって、より早く強く精神を安定させることができるのです。その他、けいれん予防剤や利尿剤としても使われています。

バレリアンの効果

不眠症解消

多くの不眠症はストレスや生活習慣の乱れなどにより起こります。バレリアンはGABAの働きを促進するため、神経を鎮めてリラックスさせます。また、血圧を安定させて血流の速度を抑え、興奮状態を鎮めます。

不安解消

臨床実験で、不安感が強く眠れない症状にも効果が認められています。不眠以外にも不安障害で日常生活が健康に送れない時におすすめです。血流が正常になるので筋肉の緊張がほぐれ、肩こりやストレス性の胃腸障害、生理痛にも効果があるとされています。

バレリアンの効果的な摂り方

ハーブティーやサプリメントが販売されています。実はバレリアンの主成分に「吉草酸」という香り成分があるのですが、「ジャコウのにおい」とも「足の裏のにおい」とも例えられる独特な香りで、日本では悪臭防止法の規制対象になっている成分なのです。ですから、お茶として摂る場合は単体でなく、レモンバームやペパーミント、パッションフラワーなどと合わせて飲むほうが良いでしょう。睡眠導入効果を得るためには、寝る30~1時間前に摂るようにして下さい。

ちなみに、バレリアンはネズミや猫が好む香りで、マタタビ効果があるとされています。犬にも効果はあるそうなので、精神が不安定な猫ちゃんワンちゃんににおいを嗅がせてみると良いかもしれません。最近はサプリメントも出ていますので、こちらをおすすめします。バレリアン抽出物が300~500mg入っているものが良いでしょう。アメリカのサプリメントの中には1日分で2,000mgを超えるものもあるので、気をつけて下さい。

バレリアンの副作用や注意点

リラックス効果が高いため、車の運転など集中力が必要な時には絶対に飲んではいけないとされています。また、流産の危険性が指摘されているので、妊娠中は避けて下さい。授乳中も、安全性が確立されていないので控えましょう。なお、アメリカのバレリアンサプリには「18歳未満は不可」と書かれています。ハーブとはいえ、制限なしに使用するのは危険です。必ず適量を守り、良い眠りで毎朝をすっきり迎えましょう。

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