「β(ベータ)トコフェロール」はアンチエイジングの名サポーター

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ビタミンEといえばアンチエイジングに欠かせないビタミンとして有名ですね。これまでビタミンEといえば「トコフェロール」と単純に考えられて来ましたが、実はトコフェロールには4種類あるのです。

「ビタミンE」の種類

いわゆるビタミンE剤を見ると、記載方法が違うのがわかります。「d-α-トコフェロール」「酢酸d-α-トコフェロール」「酢酸dl-α-トコフェロール」の3種類あるのです。
この違いは、

  • d-α-トコフェロール…(天然)植物油から抽出した天然のビタミンEを安定化させ、そのまま使用したもの
  • 酢酸d-α-トコフェロール…(天然型)植物油から抽出した後、酢酸を添加して安定性を高めたもの
  • 酢酸dl-α-トコフェロール…(合成)原料を科学的に反応させ、人工的に作ったもの

です。

「天然ビタミンE」にだけ含まれる成分

ビタミンE内のトコフェロールは、α(アルファ)、β(ベータ)、γ(ガンマ)、δ(デルタ)の4種類に分かれています。そのうち最も多いのがα-トコフェロールで、ビタミンEの90%はこれで出来ています。
そのため、これまでビタミンEの研究はα-トコフェロールに限られていました。この成分だけで非常に有効であると認められたため、「天然型」と「合成」のビタミンE製剤やサプリメントの殆どは、α-トコフェロールと若干の添加物のみで作られています。それに対し、天然ビタミンE剤には4種類すべてがそのまま入っています。何でも天然のほうが良いという訳ではありませんが、ビタミンEの場合、天然ビタミンEは天然型ビタミンEや合成ビタミンEの1.4~1.5倍の効果があると言われています。天然ビタミンEかどうかは、原材料に「小麦胚芽」「ひまわり油」「綿実油」「紅花油」「米ぬか油」「菜種油」「大豆油」「植物油(抽出物)」のような表記があれば天然由来であることがわかります。

「β(ベータ)トコフェロール」とは

ビタミンEには強い抗酸化作用があるのですが、α(アルファ)、β(ベータ)、γ(ガンマ)、δ(デルタ)で弱冠役割が違います。α-は活性酸素を最も早く除去し、β-はその助けとなります。ですので、β-トコフェノールの働きはα-トコフェノールと同じと考えて良いでしょう。

「β(ベータ)トコフェロール」の効能

現在、β-トコフェノールを単独で摂ることはありませんが、α-トコフェロールと合わせて摂ることで更に効果が出ると考えられている効能はこのようなものです。

アンチエイジング

強力な抗酸化作用があり、細胞の酸化を防ぎ、老化を遅らせると考えられます。その他関節炎、がん、糖尿病、アルツハイマーも細胞の酸化が関係しているとの研究結果もあります。

生活習慣病予防

特に動脈硬化予防・改善に効果があります。抗酸化作用がコレステロールや脂肪の酸化を防ぐため、血管が硬くなりにくくなるとされています。

血行促進作用

毛細血管を広げ、血流を改善すると言われています。また、血液をサラサラに保つ作用もあります。血行障害には冷え性や肩こり、頭痛、慢性疲労などがありますが、そのままにしておくと脳梗塞や心筋梗塞などを発症する危険性があります。

美肌作用

血流が良くなることで細胞の新陳代謝がよくなり、美肌効果があります。紫外線防止効果もあります。

ホルモンバランス調整

更年期障害やPMS(月経前症候群)に効果があります。ビタミンEと排卵誘発剤の併用により妊娠率が上がったという研究報告もあります。

「β(ベータ)トコフェロール」が多い食べ物

ナッツ類、魚介類、マーガリン、煎茶、アマランサスなどに多く含まれています。また、植物油にはビタミンEが豊富に含まれ、β-トコフェノールも入っていますから、ダイエット中だからといって植物油を排除しすぎないよう、気をつけて下さいね。

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