「β(ベータ)カリオフィレン」は自然の精神安定剤!女性ホルモン調整にも効果

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「β(ベータ)カリオフィレン」という名前…聞いたことありませんよね?実は、マリファナ(大麻)の成分なんです。ヨーロッパやアメリカの一部では既に合法、または非合法でも取締り対象外となっているマリファナですが、日本では明確な非合法とされています。ところが、マリファナの成分であるβ-カリオフィレンは、食品添加物扱いで日本でも許可されています。漢方薬治療のクリニックでは治療効果のある食品添加物として販売もしているそうです。いったいどんな成分なのでしょうか。

「β(ベータ)カリオフィレン」とは

β-カリオフィレンは、エッセンシャルオイル(精油)に多く含まれている、香り成分です。イランイラン、クローブ、フランキンセンス、マージョラムと言った精油の名前を知っている人も多いでしょう。その他黒コショウやオレガノ、バジル、ローズマリー、シナモンなど、多くのスパイスの原料にも豊富に含まれています。大麻にも含まれているからといって危険な成分ではなく、厚生労働省や米国の食品医薬品局(FDA)で食品添加物として認可している、安全性の高い成分です。

「β(ベータ)カリオフィレン」の効能

ホルモンのバランス安定

精油のイランイランがPMS(月経前症候群)や月経不順、月経困難症などに卓効があることは、よく知られています。この効果は女性ホルモンの血中濃度が変化する時期にのみ起こる、という特徴があります。また、これは男性にも効果があり、インポテンツなどの性的障害を好転させる力もあると言われています。

ストレスを和らげる

長崎大学医学部の篠原一之教授が分娩直後の女性にβ-カリオフィレン含有の精油で実験したところ、不安を和らげる効果が非常に高かったことが判明しました。ストレスによって脳がダメージを受けると、自律神経に悪影響を及ぼし、女性ホルモンのバランスが崩れることがわかっています。また、アドレナリンの流出を抑制し、神経をリラックスさせる効果もあります。特に怒り、不安、パニックなどの強い興奮状態の時に香りを嗅ぐと良いと言われています。

痛みを和らげる

β-カリオフィレンにはCB2と呼ばれる特殊なたんぱく質を活性化する作用があります。このCB23には痛みの信号を遮断する作用があり、痛風、リウマチ痛を軽減させます。また、頭痛や偏頭痛に効くことから、特にヨーロッパではこの成分を含有するローズマリーなどのハーブをお茶にして飲む習慣があります。

血行促進・新陳代謝活性

毛細血管や動脈を拡張させる力があり、血行を促進します。新陳代謝が良くなるので、アンチエイジング効果があると考えられています。更に、血行を正常にするため、生理の周期を規則的にする作用も認められています。また、血管を拡張するので、筋肉痛や肩こり軽減、筋肉痙攣の緩和効果もあるとされています。

β-カリオフィレンを生活に取り入れるには

女性の場合、精油は非常に取り入れやすいでしょう。ヨーロッパでは精油の飲用を勧めるアロマセラピストもいますが、実は匂いを嗅いだほうが即効性があり、副作用もないと言われます。花ではシクラメンにβ-カリオフィレンが多く含まれています。暑さと乾燥に弱く、案外育てるのが難しいと言われますが、植物を育てるのが上手い人はぜひ飾って下さい。食事に取り入れるなら、黒コショウやハーブ類をうまく利用しましょう。推奨摂取量というのはありませんが、イタリア料理にはハーブが欠かせません。オレガノやバジル、ローズマリーなどを使って、本格的イタリア料理に挑戦してみては?

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