脳の健康にはアラキドン酸!実験で証明された、「脳力」の改善

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アラキドン酸は、体内では合成することが出来ない必須脂肪酸のひとつです。乳児の脳や体の発育や、高齢の方の記憶力や学習力を向上させる力があるとされ、今注目の成分です。また免疫機能を調整する生体調整ホルモンの材料になるので、風邪を引きやすい、疲れやすいといった体質の方に意識して摂ってほしい成分です。

えーっと、何だっけ…アラキドン酸が不足すると物忘れに

アラキドン酸は細胞膜の重要な成分で、脳や体の発育、発達に欠かせない成分で、学習力や記憶力を向上させる働きがあります。肉類や魚介類に含まれていて、通常の生活で不足することはほとんどありません。ですが胎児や乳児の体内にはあまり存在しないため、積極的に摂取させなければいけません。同様に、60歳頃からも意識的に摂る必要があります。

というのは、アラキドン酸は60歳を過ぎたころから急激に減少していくからです。記憶力や学習能力が減っていくのはそのせいです。脳にある神経細胞の分裂の勢いがあるほど、脳は記憶力や学習能力があるのですが、アラキドン酸は神経細胞の分裂を促進させる作用があるのです。

免疫機能の調整や血液サラサラ効果も

アラキドン酸には、免疫機能を調整するプロスタグランジンという成分の材料となり、免疫機能を調整する働きがあります。実は、アラキドン酸は母乳に多く含まれています。乳児に免疫力があるとされるのは、アラキドン酸の働きによるのです。また、血圧やコレステロール値を下げて血液をサラサラにする作用もあり、生活習慣病の予防が期待できます。

アラキドン酸は色々な食材から補給できる

アラキドン酸を多く含む食材には肉、魚、卵が挙げられます。通常の食生活を送っていれば、まず不足することはないといわれています。ただ、こういった食品はコレステロールなどの脂質も多く含まれているため、摂取を控えている高齢者や菜食主義の人は不足しがちです。植物にはほとんど含まれていないので、少量でも良いので動物性食品を食べるようにしましょう。

1日150mgが目安。若い人や男性はむしろ摂り過ぎに注意を

アラキドン酸が注目されたのは最近のことで、必要摂取量というのはまだ決まっていません。アラキドン酸を含むn-6系脂肪酸の目安量は8~10gといわれ、そのうちの150mg程度がアラキドン酸からの摂取と考えられています。動物性食品の多くに含まれているので、特に意識しなくても大丈夫でしょう。例を上げると、卵なら2個、豚レバーなら50g、牛・鶏レバーなら100g、ぶりなら100g程度です。また、豚肉の脂身や牛肉の赤身にも多く含まれています。

逆に、最近は摂り過ぎが問題になり始めています。ここ50年間で日本人の摂取量は約4倍になっているそうです。アラキドン酸の過剰摂取は大腸がん、前立腺がん、動脈硬化、アトピーなどの原因になるとされていますので、気をつけましょう。

実験で証明された、アラキドン酸の効果

杏林大学の古賀教授の実験によると、60~70歳の男性20人に1ヶ月間アラキドン酸のカプセルを摂取させたところ、脳の情報処理速度が7年分、情報処理能力が5年分ほどアップしたそうです。脳を活発にしてくれるアラキドン酸を補給して、勉強や日常生活での脳の記憶力をアップさせましょう。

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