「β(ベータ)カロテン」を手軽に摂ってアンチエイジング!強力な抗酸化作用

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

35_にんじん_re

「β(ベータ)カロテン(カロチン)」という名前はよく聞くのではないでしょうか。植物の赤系色素の名前で、プロビタミンAと呼ばれる、体内に入ると必要に応じてビタミンAに変化する色素です。にんじんなど私たちの身近にある食材にたくさん含まれているβ-カロテンですが、もっとよく知って、効果を倍増させましょう。

「β(ベータ)カロテン」とは

β-カロテンはにんじんに多く含まれていて、にんじんがcarrotというところから「carotene」と名付けられました。「カロティーン(英語)」「キャロティーン(米語)」というのが正しい発音ですが、日本では「カロテン」とも「カロチン」とも表記されます。さて、そんなβ-カロテンですが、プロビタミンAの中でも優秀なことで知られています。ビタミンAは過剰摂取が問題になる脂溶性の成分なのですが、プロビタミンAの場合は必要な時以外ビタミンAにならないため、健康に悪い影響を及ぼしません。しかも、β-カロテンが変化したビタミンAは質が高く、他の栄養素の働きを促進してくれるのです。ですから、他のビタミンを摂取する際にβ-カロテンも同時に摂ると、少量で効果が倍増します。

β-カロテンの効能

β-カロテンは、β-カロテンそのものの働きとビタミンAとしての働き両方を持っています。合わせて見て行きましょう。

①アンチエイジング・美肌効果

ビタミンAには皮膚の新陳代謝を高める作用があり、お肌のうるおいを保ったりニキビを防ぐ効果があります。また、紫外線や加齢が原因で、体内の抗酸化物質は減ってしまいます。β-カロテンを摂取することによって、活性酸素を無害化する抗酸化作用が促進され、シミやシワを防ぐことができると言われています。そのほか、抗酸化作用によって頭皮や粘膜が健康になるので、頭皮の乾燥を防ぎ、フケや痒みがなくなります。

②がん予防・抑制

β-カロテンには非常に強い抗酸化作用があります。遺伝子が活性酸素に傷つけられることでがんが発症しやすくなりますが、β-カロテンは遺伝子の損傷を防止・修復する作用があり、がんの予防や抑制に効果が期待できます。

③動脈硬化予防

動脈硬化は、悪玉コレステロールが血管内に溜まって酸化することから起こります。β-カロテンの抗酸化作用によって酸化が抑制されると、動脈硬化の予防につながります。

β-カロテンの多い食材と調理法

にんじん、モロヘイヤ、ほうれん草、春菊、小松菜、かぼちゃ、ブロッコリーなどの緑黄色野菜やみかんなどのかんきつ類、スイカに多く含まれています。魚介類ではたにし、うに、サザエ、シジミなども比較的多いです。β-カロテンは油脂と共に摂ると吸収率が高まります。加熱しても破壊されないため、手に入れやすく安価なにんじんを、できるだけ炒め物に入れるようにしてはいかがでしょうか。ほうれん草やかぼちゃ、ブロッコリーも冷凍ものが簡単に手に入りますね。β-カロテンの摂取量基準は設けられていません。緑黄色野菜の1日推奨摂取量が120gですから、にんじんならMサイズ1本弱、ほうれん草なら1/2束弱、かぼちゃなら煮物5切れ程度で充分。毎日の食事で美味しく食べて、健康維持に役立てましょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加