冬の旬素材、あんこうで美肌とアンチエイジング

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捨てる部位なし!丸ごと食べられるあんこうの魅力と栄養素

あんこうは捨てる部位がなく、背骨以外の部分はほぼ全て食べることができる魚として知られています。肝、とも(胸ビレ、尾ビレ)、ぬの(卵巣)、柳肉(白身)、水袋(胃袋)、エラ、皮は、「アンコウの7つ道具」と呼ばれ、どの部位もそれぞれ独特の美味しさを持っているばかりではなく、それぞれに豊富な栄養素も含まれています。

コラーゲン:美肌効果のある成分

私達の皮膚は、表面から表皮・真皮・皮下組織の3つの部分に分けられます。コラーゲンは真皮の大部分を占めるタンパク質で、肌の弾力を保つ働きをしています。あんこうの皮やヒレにはコラーゲンが豊富に含まれているため、美肌効果が期待できます。肌荒れが気になる冬には、コラーゲンたっぷりの鍋料理が最適ですね。

ビタミンA:皮膚や粘膜を健康に保つ

あんこうの肝に含まれるビタミンAには、皮膚や粘膜を正常に保つ働きがあります。また、目の角膜や粘膜を保護する働きもあり、不足すると視覚障害に繋がります。一方で、過剰摂取をすると体内に蓄積されて、吐き気や頭痛などの健康被害を起こす恐れがあるため、サプリメントなどから摂取する場合は注意が必要な成分です。

DHA:脳の発育に重要な成分

あんこうの肝には、多価不飽和脂肪酸のひとつであるドコサヘキサエン酸(DHA)が含まれています。DHAは、脳の神経細胞を作る成分で、脳の発達においてとても重要な栄養素です。認知症の予防にもDHAは効果的であると言われているので、物忘れが気になる中高年の方は、積極的に摂取したい成分ですね。

EPA:血液をサラサラにする成分

多価不飽和脂肪酸のひとつであるエイコサペンタエン酸(EPA)は、赤血球の表面を柔軟にして、血液をサラサラにする効果があります。この働きにより、動脈硬化を予防し、脳梗塞や心臓病などを起こしにくくします。私達が体内で合成することのできない成分なので、あんこうの肝など、食品から摂取することが必要です。

ビタミンE:抗酸化作用で細胞の老化を防ぐ

あんこうの肝にはビタミンEが豊富に含まれています。ビタミンEには抗酸化作用があり、体内の脂質が酸化するのを防ぐ働きがあります。細胞膜の酸化を防ぐことで、老化を遅らせ、若さを保つ効果が期待できます。また、悪玉コレステロールの酸化を防ぐことで、動脈硬化などの生活習慣病に効果があると言われています。

あんこうを使った主な料理

あんこうを使った代表的な料理は、鍋、汁、刺身、から揚げ、干物などです。鍋は東京風の醤油仕立てと、どぶ汁と呼ばれる常磐などの味噌仕立てのものがあります。鍋の残り汁で作る締めのおじやは、出汁が効いていてとても美味です。また、肝を蒸してポン酢などで調味した「あん肝」は、お酒のおつまみとして大変珍重されています。

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