亜鉛は少し不足気味 でもサプリで摂り過ぎるのも危険

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必須ミネラルの亜鉛にはどんな働きがある?

亜鉛は体内の多くの細胞に存在している、人の体に欠かせないミネラルです。体内に存在する2,000種類以上の酵素のうち、亜鉛が生成に欠かせないものは約300種類もあると言われています。新陳代謝、細胞分裂、タンパク質合成、免疫力強化などに関わっており、男性ならよくご存知、育毛効果もあると言われています。

日本人は亜鉛が不足しているという統計が出ています。亜鉛が不足すると免疫低下をおこし、健康状態を悪くしてしまいます。体内所要量が鉄と亜鉛は同じくらいなのですが、尿や汗などで体外へ排出される量は鉄の10倍と言われます。それでなくても亜鉛は体内に留めておくことができないため、常に補給しなければなりません。

亜鉛の免疫機能による働き

亜鉛には細胞を分裂し増殖させる作用があります。これによって抗体を作り、細菌やウイルスから身を守っているのです。亜鉛が不足するとこの抗体をうまく作ることができなくなるため、ウイルスを攻撃したり排除することができなくなってしまいます。年中風邪を引いてる人は、慢性的な亜鉛不足かもしれません。

意外なところで亜鉛不足がわかる

「最近ごはんが美味しく感じない。」そんな時は亜鉛不足かもしれません。舌にある味覚細胞の味蕾(みらい)は短い周期で再生される細胞なのですが、亜鉛が足りないと新しく細胞を作ることができなくなってしまい、味蕾が正常に働かなくなってしまいます。すると繊細味覚を判断することができなくなり、味覚障害に陥る場合があります。美味しいご飯を食べるには、亜鉛が不可欠なのです。

効率よく亜鉛を摂取するにはサプリメントで

亜鉛は食事の中で摂取できるミネラルです。牡蠣やあさりなどの貝類や、肉類、卵、チーズ、豆腐、納豆、海藻類などなどいろいろあります。しかし、亜鉛の吸収率はとても悪く、70%以上が体を素通りされてしまいます。ビタミンCと同時に摂ると吸収率が良くなると言われますが、それでも食事だけで毎日の必要量を摂取するのは難しいでしょう。

亜鉛に関しては、無理に食事だけで摂ろうとせずに、サプリメントを利用したほうが良いでしょう。サプリメントなどは体内に吸収しやすくなっているので、効果的に亜鉛を摂取できます。なお、タンニンは亜鉛の吸収を妨げると言われているので、亜鉛のサプリメントを摂った後しばらくはお茶などは控えましょう。

長期の過剰摂取は中毒に 量をコントロールしよう

厚生労働省によると、亜鉛の推奨量は成人男性で1日12mg、女性で9mgとされ、1日の上限目安は男性が40~45mg、女性は30~35mgとなっています。亜鉛を最も多く含む食べ物である牡蠣5個で10mgしか亜鉛を摂取できないので、食事から採る分には目安を超えることはなかなかありません。日本製のサプリもその範囲内で作られています。

ところが外国のサプリは1粒で30mgも入っているものがありますので、食材からも摂ることを考えると注意が必要です。大量に亜鉛を採り過ぎるとめまいや胃痛、吐き気などの急性亜鉛中毒を起こすことがあります。また、継続的に亜鉛を過剰摂取し続けると、体内のバランスが崩れ、鉄と銅の欠乏症を引き起こしてしまいます。白血球の減少や貧血、更には免疫の低下を招くので亜鉛をとっているのに風邪をひきやすくなったということもありえます。

厚生労働省によると、日本人の平均摂取量は男性が8.9mg、女性が7.3mgとされています。推奨量よりは少ないですが、普段の食事で結構摂れているのがわかります。ですから、あまりサプリを飲み過ぎないよう、数日に1回は飲まないなど、うまく調整して下さいね。

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